あまりに豪華すぎる三大ジーサマ共演映画。
2020年
1970年代のハリウッドで、 B級映画のプロデューサーのマックス(ロバート・デ・ニーロ)は、ギャングのレジー(モーガン・フリーマン)から借りた金を返済できずにいた。そんな中、マックスは危険なスタント撮影で死亡事故になれば、保険金が手に入ると思いつく。彼はお蔵入りになっていた脚本を取り出し、かつてのスター俳優、デューク(トミー・リー・ジョーンズ)を老人ホームから引っ張ってきて西部劇の撮影を始める。シネマトゥデイより
ギャングのレジーはともかく、
映画プロデューサーのマックスがとにかくどうしようもないクズ。
たまたま元弟子でライバルの男の撮影現場で、俳優の死亡事故に遭遇。
多額の保険金が手に入ることを知り、
自分も同じように保険金詐欺を企てるのです。
理由は長年大事にとっておいた脚本で映画を作る費用に充てたいから。
前半は、プロデューサー同士の争いや、
マックスの頑固さや、悪だくみの過程にうんざりしましたが、
往年の俳優デュークが登場して
詐欺に使う予定の映画撮影が始まってからが面白くなります。
マックスは撮影中に事故でデュークに死んでもらいたい。
ところが、元々自殺願望のあるデュークは危機を次々乗り越える大活躍。
ボツどころか、いい映画が出来上がってしまうのです。
出資者のギャング役のモーガン氏は今回はあまり出番無く、
全編に渡ってデ・ニーロ氏がどうしようもないダメ老人を演じています。
トミー・リー・ジョーンズ氏のちょっとお茶目で硬派なカウボーイ役は流石でした。
また、マックスに振り回される甥役のザック・ブラフ氏は、
「ジーサンズ はじめての強盗」の監督さんだそうです。
ライバル役のエミール・ハーシュは、今回はコメディでご登場。
前半の退屈さを後半で挽回した作品だったと思います。
まだまだ一線で活躍するハリウッドジーサマたちを堪能しました。
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