調香師、
確かに漢字で書くとそのままだけど、この職業名は知りませんでした。
エルメス、ディオールが協力している作品だそうです。
2019年
調香師のアンヌ(エマニュエル・ドゥヴォス)は世界中のブランドと仕事をし、クリスチャン・ディオールの香水「ジャドール」などをヒットさせてきた。だが、4年前に多忙と仕事のプレッシャーから突然嗅覚障害を発症し、それまでの地位を失ってしまう。今は嗅覚も戻り、地味な仕事だけをこなしながら静かに暮らす彼女は、元妻と娘の親権でもめているギヨーム(グレゴリ・モンテル)を運転手として雇う。シネマトゥデイより
ラブストーリーかな?と思っていたら、
そうでは無くてお仕事モノでした。
ギョームが何故妻と別れたのかは分かりませんでしたが、
正直な男で、偏屈なアンナに気に入られることになったのです。
運転手の彼がアンヌにまるで助手のようにこき使われれるのが笑えます。
彼女との仕事はしたくないギョームですが、
仕事が無くなると、娘を預かることも出来ないので我慢します。
でも、この助手の仕事が後に役立つことに。
アンヌはギョームの才能を見抜いていました。
そして彼は知らず知らずにアンヌの仕事に影響され始めました。
次第にアンヌの過去が分かって来ます。
彼女は昔はディオールのヒット商品を開発した売れっ子。
しかし、完治したと思われた症状がまた現れ、彼女は途方にくれます。
ギョームのおかげで、彼女はまた治療を開始。
(匂いの専門の医師っているんだね)
世の中色々な香りに囲まれていて、
不快な臭いを消すための調香という仕事もあり、
それを作る調香師がいるということは初めて知りました。
家の中にあるもので代表的なのは芳香剤や石鹸、シャンプーなどでしょうか。
アンヌは本当は香水を作りたい。
一方、アンヌのせいで職を失ったギョームは定職に就きたい。
最後、アンヌの向かう先と、天職を見つけたギョーム。
2人の男女のお仕事ストーリーで、
恋愛のレの字もありませんでした。
匂いがテーマの爽やかな作品でした。
ところで、劇中アンヌが子供の頃嗅いだ石鹸の匂いにいたく感動していましたが、
私も、昔の匂いの記憶ってあるかな?と考えました。
う~ん、思いつかないな。
しいて言えば、図書室の古い本の紙のにおいかな…