各方面の著名人たちへのインタビュー。

原題は「何故あなたはクリエイティブなのですか?」

内容は邦題の通りで,天才たちの頭の中を探ります。

 

 

2018年

CM製作のほかドキュメンタリー作家としても活動しているハーマン・ヴァスケ監督は、大学時代にクリエイティビティの意味を考察し始める。ロンドンの有名な広告代理店に入社した彼はクリエイティブ部門で仕事をするが、本質をつかめずにいた。ヴァスケ監督は「なぜあなたはクリエイティブなのですか」とさまざまな人々に尋ねるため旅に出る。シネマトゥデイより

 

監督は存じ上げませんでした。

ドイツ映画ということで、ベルリンでの取材も多かったです。

アポを取っている場合もあれば、人の集まるところに突撃インタビューも。

カンヌの映画祭ではたくさんの監督や俳優陣にインタビューされています。

 

この質問における天才たち答えですが、2通り。

一つは、質問そのまま、自分がクリエイティブと言われる理由。

もう一つは、クリエイティブとは何か?

で、後者を話す方々の方が多かったです。

 

何故あなたはクリエイティブなのかはてなマークという答えでは、

殆どの方が、「生まれつき」とか「遺伝子」と答えています。

確かにそうなのでしょうね。

 

一方、同じ質問で、クリエイティブの意味を話をされるかたは、

色々な答えがあって興味深いです。

107人のインタビュー集ですが、

実際は1000人以上にインタビューされたそうです。

 

俳優さんの中では「気分が乗って無くても演技が出来ること」とか、

直感で絵を描く人も。カラーパレット

哲学的に説明する方も多かったです。

ダライ・ラマの答えは「創造性とは何か?」であって、

ご自身が天才であるかどうかは触れていません。

 

どなたかは忘れましたが、

「クリエイティブとは挑発的であって、それが無ければただの装飾」と、

ごもっともな答えも返って来ました。

日本人の天才も何人か登場しますが、北野武の答えは予想と違いました汗

 

映画ファンとしては数多くの関係者が登場するのが嬉しいところです。

昔のインタビューではありますが、ハネケ監督や、ジャームッシュも登場。

ドイツ映画ということで、

クラシック界では、2016年に亡くなられたピエール・ブーレーズの顔が見られました。

 

私はクリエイティブでは無いので、その質問には答えられませんが、

インタビュー集なのに、何故か頬が緩みっぱなしで鑑賞していました。

天才たちは本当に素敵です。ニコニコ