フランス映画「シンク・オア・スイム」のイギリス版。
英国紳士がたるんだ体もなんのもの、シンクロの国際大会に臨みます。
2018年
妻と仲が悪く息子にはバカにされてきた会計士のエリック(ロブ・ブライドン)は、なじみの公営プールで中年男性ばかりが集うアーティスティックスイミングチームと出会う。メンバー入りすることになった彼は、仲間と一緒にイギリス代表チームの一員として世界選手権に出場することになった。エリックは、厳しい特訓に励むうちに生きがいを見いだす。シネマトゥデイより
エリックは仕事に行き詰まりストレスを抱えていた。
一方妻は、地方議員に当選し、新たな仕事に熱意を持っていた。
彼は妻に対して卑屈になっていたのです。
妻の同僚に嫉妬し、妻のせいだと家出をするエリック。
何とも情けない夫でした。
元々このプールで泳いでいた彼は、
得意の数字を活かした発言や、バーでやけくそになっている姿を見られ、
おじさんたちのシンクロチームに誘われる。
メンバーはそれぞれ何か悩みもありげな中年男性たち。
腹が出ている人が多く(サイレントボブはちょっとマッチョ)、
彼らが水の上に仰向けに浮かぶ姿は不気味で、トドの軍団だ~
(小柄な男性が一人いたのは、リフトのためなのね。)
スポーツは参加することに意味がある、
それと同様に結果は二の次で、仲間と一緒に泳ぐことを楽しむ面々。
ブライドン氏が苦手なのもあって、
どうにもエリックが好きになれませんでした。
彼が自分に問題があるのに気が付くのが遅すぎ。
また、図書館存続問題が、彼らのパフォーマンスで何とかなるのか疑問。
でも練習の成果が素晴らしいと思います。
実際俳優さんたちがどこまで演じているのかは分かりませんが、
おじさんたちであそこまで出来るのは、
例えこのスポーツでは無くても世のおじさんたちの灯りになるのでは
それにしても、イギリス映画でお馴染みの方々の出演が嬉しい。
ダウントンのジム・カーター氏、かなりのお歳なので心臓大丈夫かハラハラでした。
「モーリス」のグレイヴ氏も腹出しパフォーマンスをするお歳なのね…
ダニエル・メイズ氏はお人好し役が定番かな。
ほとんど喋らないサイレント・ボブが最後の方でちょっと喋ったのが嬉しかった。
ちなみに、世界大会の場面の日本チームのジャージにクレームをつけたい。
あれは日本では無くて、大陸にある国の色です
府内で上映があったのかは憶えていませんが、
レンタルで充分かな~