今日から下書きが途中だった古いコメディのロードムービーが続きます。
ロスからシカゴまで2日半。大陸横断の特急列車が出発!
今回はDVD鑑賞ですが、1979年に水野晴郎氏の解説で、
水曜ロードショーで放映されたようです。
1976年
ロスからシカゴに向かう大陸横断超特急シルバーストリーク号を舞台に、殺人事件に遭遇した事から、組織の大掛かりな陰謀に巻き込まれた主人公の冒険を描いた痛快娯楽作で、A・ヒラーの職人気質が効を奏した逸品。コメディ、ミステリー、ロマンス、サスペンスなどエンタテインメントの要素をこれでもかと注ぎ込み、クライマックスには驚天動地の大スペクタクルも待っている。allcinemaより
寝台列車で殺人事件。
オリエント急行を思い出しますが、
こちらのアメリカ映画は、コメディでサスペンスでアクションなロードムービーで、
ちょっとラブもあり
妹の結婚式の為シカゴに向かうジョージ。
何故飛行機では無くて、長旅の列車にしたかというと、
「暇を味わうため」だそうです。
それ、いいね~
でも殺人事件に巻き込まれた。
そして、彼は3回もこの特急から落ちてしまうのです。
旅は道連れ世は情け、また一期一会とも言うのか、
助けを求めたジョージの周りに現れる街の人々。
飛行機おばちゃんや、レンブラントも知らない馬鹿な保安官。
最後はグローバーというコソ泥の黒人との出会いが彼の行く末を決めました。
そもそも車内で出会った女性を助ける目的が無ければ、
ジョージは列車に戻る必要は無かったのです。
その為にはグローバーのアドバイスに従い変装まで…
コメディなので結果は薄々分かっていても、手に汗握る場面が続きます。
そして最後の最後がクライマックス。
シカゴ駅のシーンは迫力満点で感動ものでした。
この年公開されたのは「ロッキー」や「キャリー」なので、
すごく古い作品と言うわけでは無いのですが、
主役のジーン・ワイルダー始め、主要人物を演じられた俳優さんは、
すでに他界されているようです。
「スティング」でゴンドルフの詐欺仲間を演じたレイ・ウォルストン氏は、
悪者の手下役でご出演されていましたが、
この御方もすでに亡くなられています。
今まで知らなかった作品ですが、面白かったです。