待ちに待った映画化。
おお~!お馴染みの豪華な面々だわ~
映画の冒頭、料理長のパットモアさんが主な登場人物を紹介してくれます。
私は録画してあったseason6の最終話を観て復習。
2019年
国王夫妻が訪れることになった大邸宅ダウントン・アビー。グランサム伯爵家の長女メアリー(ミシェル・ドッカリー)は、パレードや晩さん会の準備のために引退していた元執事のカーソン(ジム・カーター)を呼び戻すが、国王夫妻の従者たちは、自分たちが夫妻の世話や給仕をやると告げる。一方、先代伯爵夫人バイオレット(マギー・スミス)の従妹モード・バッグショー(イメルダ・スタウントン)は、自分の遺産をメイドに譲ろうと考えていた。シネマトゥデイより
私が最初にあれっと思ったのは、
このテレビドラマ(season6まで)で、おそらく後半のシーズンは、
テレビの吹き替え版を観ていたのです。
だから、俳優さんたちの生の声を聞くのは久しぶり
(冒頭のパットモアさん、テレビの吹き替え版ではすごくガラ声だった)
映画版ではダウントンの使用人たちVS王室の使用人のバトルが中心。
今回伯爵夫妻の出番はそれほど多く無かったです。
でも英国貴族モノは地下の使用人たちの話が面白いのよね~
下であれだけとんでもないことをしても、
上の貴族様たちは全く気が付かず、別の次元の人間を実感。
(モールズリーさんの失態場面を除いては…)
あのトーマスは、今回ひねくれただけでいつもの悪だくみは無し。
最後までピュアなトーマス
(テレビ版を観ていない人は、これまでのトーマスの悪行知らないよね…)
前とちょっと変わって見えたのは髪の分け目を変えたからかな。
上の貴族たちも夫婦関係に悩んでいたり、
後継ぎ問題がこじれたりとしていましたが、
シビルの夫だったアイルランド人のトムの存在が大きかったかな。
もちろんバイオレット婆の皮肉は健在。
トムとトーマスの恋バナも挿入されています。
トムは7年間も独身だったのです。
テレビ版に出て来た図々しい女教師と違って今回は感じのいい女性だったし、
彼女には大きなオマケが付いている。
ちょっとシビルに似ているかな~
この女優さんとトム役のリーチ氏は「イミテーション・ゲーム」でも共演しているようです。
我が家の小さなテレビで観るのと違い、
大きなスクリーンだと見慣れた方々も、より美しく、よりハンサムに見えました。
彼らの暮らしに格差はあるとは言え、
社会風刺を描いた作品では無く、政治とも無関係で、
純粋に貴族と使用人たちの話を楽しめました。