スウェーデンの実話を元にした中年シンクロおじさんたちが主人公です。
本作はフランス映画
９月には同じ元ネタのイギリス映画が
公開を控えているそうです。
２０１８年
うつ病で仕事を辞め、引きこもりがちな生活をしているベルトラン(マチュー・アマルリック)は、地元の公営プールで男子アーティスティックスイミングのメンバー募集を見かける。いざチームに加入してみると、メンバーは家庭や仕事に不安を抱えるおじさんばかりだった。逆境の中、彼らは世界選手権の金メダルを目指して猛特訓に励む。シネマトゥデイより
どうしても目がいくのはお腹。
メンバー皆が太っているわけではありませんが、
やっぱり中年男性のお腹は御立派です。
前半はそのメンバーたちの身の上話といったところ。
それぞれ仕事、家庭、健康面に問題を抱えている人が多い。
それでもアフターファイブにシンクロを選んだということは、
新しいことを始めたいという向上心があったのでしょう。
中盤はある事情から女性コーチが交代。
新しいコーチは車いすの女性で、口が悪くスパルタ。
でも世界選手権に出場すると決めたのだから、初めから鍛えなければね。
このコーチとメンバーたちとの攻防戦が小気味よかったです。
また、競技には水の中で長い間潜る土台となる人物が必要。
ところがおじさんたちは１分も息を止めていられない。
そこで１人の男が意外なところからスカウトされてきました。
これが大正解。
クライマックスは世界選手権。
俳優さんたちご本人がどこまで演じられたのかは知りませんが、
映像で確認出来た場面だけでもかなり練習されたのだと思います。
温かい家族や新しい恋の予感なども感じさせる楽しい作品でした。
話は戻りますが、
９月公開のイギリス映画の方は、キャストに「モーリス」のルパート・グレイヴス、
「ダウントン・アビー」で執事のカーソンさんだったジム・カーターが出演。
京都で公開されるかはまだ分かりませんが、こちらも観たい。
