今でこそ書店の個人営業は難しいところですが、
この時代のイギリスの田舎ではどうだったのでしょう?
2018年
1959年、戦争で夫を亡くしたフローレンス(エミリー・モーティマー)は、書店が1軒もないイギリスの田舎町で、夫との夢だった書店を開こうとする。しかし、保守的な町では女性の開業は珍しく、彼女の行動は住民たちから不評を買う。ある日、40年以上も自宅に引きこもりひたすら読書していた老紳士(ビル・ナイ)と出会う。
シネマトゥデイより
街の本屋さんを舞台にした作品はたくさんありますね。
「ノッティングヒルの恋人」は超有名ですが、
ロンドンの古書店を舞台にした、「チャーリング・クロス街84番地」は私も大好き。
本がお好きな方におススメ映画です。
また、可愛い本屋さんと言えば「ユー・ガット・メール」かな~
さて、この作品、
フローレンスの敵はガマート夫人だけなのかと思っていましたが、
街の奥様方もよく思っていなかった。
封鎖的で、よそ者は受け付けない。
私だったら近くに本屋さんが出来たら小躍りするのにな。
今ならネットで本を買えますが、
当時は近所の書店が頼りだったはず。
ここの街の人たち本嫌い
と思ったら、夫人の肝いりで企業経営の書店が出来るらしい。
夫人が何故こんなにフローレンスを目の敵にするのか、
本当に芸術センターに人生かけているのか、
ただ単によそ者に対しての嫌がらせなのか…
ヒロインのエミリー嬢は何故か運の悪い女性が似合う。
敵役のパトリシア嬢は真紅の唇の両端、微笑んだ時の口角の辺りが怖かった。
ビル・ナイ氏、直談判の場面で頬が震えて興奮している姿が伝わりました。
この3人の他、お店を手伝いに来ていた女の子がしっかり者で可愛かった。
映画の中に出てくる「華氏451」
私は読んでいないですし映画も未見ですが、
その映画のヒロインがはこちらの映画のナレーターでした。
劇場に貼ってあった切り抜きはネタバレを含んでいることが多くて、
しっかり読んではいないのですが、
「撤〇」という文字が目に入ってしまいました。
また、書店の中の緑の〇トーブ、これは観客気づくはず。
でも、思っていたよりスッキリ終わりホッとしました。