今は亡きイギリスの名優、アラン・リックマンとナタシャ・リチャードソンが、
元夫婦役で共演されています。
他にもビル・ナイ、ジョシュ・ハートネットなど豪華俳優陣。
2000年
イギリスの田舎町ヨークシャーのキースリー。普段は静かなこの町がにわかに騒がしくなってきた。なんとこの町で全英ヘアドレッサー選手権が開催されることになったのだ。バイト先の葬儀場で死体相手にカットの練習に励むブライアンはこの絶好のチャンスに気合い十分。一方、ブライアンの父でかつてこの大会で2連覇を果たしたフィルはまったく乗り気じゃない。というのも3連覇のかかった10年前、妻のシェリーがヘア・モデルのサンドラと恋に落ち家出してしまって以来気力をなくし、田舎理髪店のしがないオヤジに成り下がってしまったのだった。そこへ、家出した妻シェリーがやってきて、サンドラも含めた“家族”で大会に出場しようと持ちかけるのだった……。 allcinemaより
この時代のイギリスのヘア業界が舞台。
私はこの業界はさっぱりですが、
ヘアドレッサー選手権に向けての人間模様を描いています。
な~んと妻が女性と駆け落ちしてしまい、
失意の底小さな店の店主に留まっているのがフィル。
ところが元妻シェリーが余命いくばくもない病気にかかり、
久しぶりに、ヘアー選手権にチームとして出場しようと持ち掛ける。
ここに2人の息子ブライアンが加わり、彼の恋愛模様も織り交ぜて、
ストーリーは進んでいきます。
フィルのライバル役にはビル・ナイ演じるレイ。
ビル氏もこの頃は若いわ~
多分、私が観たビル氏の作品では一番古いかも…
葬儀前の死体でカラーリンングやヘアカットの練習をする若者にクスッ。
天国に召されたご遺体の面々はきっと許してくれるでしょう。
ヘアドレッサー選手権は華やかでした。
やっぱり前衛的な髪型が多かったです。
実用的では無くてアートのようでした。
その中でも、シェリーが作り上げたアマデウウスの時代の貴婦人の髪型が素晴らしくて、
ちょっと感動ものでした。
2000年の作品ということで、アラン氏はスネイプ先生になる前。
また、ナターシャ嬢の美しいこと
レイの相棒役の図体のデカいオカマ、
どこかで見た顔だと思ったら、
「ダウントン・アビー」のヒュー・ボネヴィル。
昔はこんな役も演じていたのですね。
ヘアー選手権に力を入れる市長はエンドロールでも歌っています。
コメディタッチで楽しませてもらいました