高齢者（？）のラブコメディーと言えば、ダイアン嬢にお任せ。
2017年
エミリー（ダイアン・キートン）は、夫がこの世を去ってからわかった浮気と借金、本音で付き合えない近所の人間関係、目減りする貯蓄にうんざりしている。ある日、屋根裏部屋から双眼鏡で外を観察していると、自然に囲まれた小さな家で暮らしているドナルド（ブレンダン・グリーソン）の姿を発見する。彼は余計なものを所有せず、気ままに本を読み、森でピクニックをして、庭でディナーを楽しむ自由で優雅な生活をしていた。やがて彼女は、頑固ながらも温かいドナルドの人柄に惹（ひ）かれていくが……。 シネマトゥデイより
現代のロンドンを舞台にした映画は、
私が観た中ではどちらかというと大都会が多かったです。
この舞台はロンドンと言えどもオフィス街とは離れた閑静な住宅街。
お金持ちがたくさん住んでいそう。
会話にも出てきますが、ボロボロの掘立小屋の住人ドナルドは、
服は新しく無かったけど、洗濯されていて清潔そうでした。
特に偏屈というわけでも無く、
エミリーに対してはとても素直な男性。
でも、土地の所有者や周りの住人から、立ち退きを迫られ、
裁判沙汰になってしまいます。
イギリスの法律がどうなっているのか知りませんが、
ある年数そこに住んでいたら、その土地の所有権が認められるようです。
エミリーの住むマンションは、ちょっと中世風の古い建物で、
屋根裏部屋は住人共有になっていました。
そこで逢引きもしちゃうのよね～
たとえドナルドの小屋があの場所に立ち続けていても、
2人で住める家では無い。
でも、彼はあの小屋を絶対手放したくない。
小屋もエミリーも手放さないことが出来るか
いい方法がありました。
そして、借金を清算してエミリーが引っ越したロンドン郊外の村、
彼女のこじんまりとしたテラスハウス。とても素敵でした。
そこに川からどんぶらこどんぶらこと何かが流れ着く。
予想通り目出度し目出度しで終わります。
ドナルドを演じたグリーソン氏。
もじゃもじゃのヒゲ、お風呂で泡泡の場面と入浴後のお姿。
こんなに可愛い彼を観たのは初めてです
相変わらず首をお隠しになるダイアン嬢は、
DVDの特典映像で、映画に関係あること無いこと、たくさん喋っておられました。
コムデギャルソンがお気に入りだそうで、川久保玲さん称賛してました。
彼女がちらっと言っていましたが、
この年代の方向きの作品かな。
若い人にはつまらないと思います。