テニスは詳しくありません。
ビリー選手もかろうじて顔を覚えている程度。ボビーは全く知らず。
この試合の事も全く知りませんでした。
2017年
女子テニスプレーヤーのビリー・ジーン・キング(エマ・ストーン)は、女子選手の優勝賞金が男子選手の8分の1であることなど男性優位主義に不満を募らせていた。男女平等を求めるために仲間とテニス協会を脱退した彼女は、女子選手の地位向上を掲げた女子テニス協会を立ち上げる。そんなビリーに元男子チャンピオンのボビー・リッグス(スティーヴ・カレル)が男性優位主義代表として対決を申し込むが、それには妻に逃げられた彼にとっての人生逆転の意味合いもあった。シネマトゥデイより
1973年のアメリカ。
ちょうどウーマンリブ運動が盛んだったようです。
映画の字幕では「男性至上主義」となっていましたが、
「女は台所と寝室にいればいい」と思う男性が多かったようです。
今では考えられませんね…
チケットの売り上げは同じなのに、男性の賞金の方が何倍も多い。
それを不満とするビリー・キングと仲間たちは全米テニス協会から離れ、
女性だけのトーナメントを開催します。
55歳でシニアのボビーは、この騒動に乗っかって女性たちに挑戦します。
性別間の戦い、これが「Battle of the Sexes」として有名だそうで、
全世界に中継されたそうです。
でも、彼は男性優位云々よりも、賭けが好きだったように見えました。
テニスだけで無く、お金を賭けて賞金を獲得することが彼の生きがい。
カウンセリングも受けていて、妻には愛想をつかれる始末。
最初はスポコンものかと思っていましたが、
前半は夫のいるビリーと美容師マリリンとの出会いと愛の話。
後半になってやっと世紀の対決シーン。
性的少数者が当時は世間に受け入れられていないのも大きく取り上げられています。
アラン・カミングがそのまんまの役で出てくるのも、
この作品に欠かせないメッセージのひとつなのでしょうね。
演じるエマ嬢はテニスの特訓を受けています。
腕と体は筋肉付いているように見えましたが、如何せん足が細い。
カレルはご本人そっくり~
元々コメディアン俳優さんなので、道化役が憎たらしいほどピッタリでした。
ビリーの恋人役のアンドレア嬢。
私はたくさんはお目にかかっていないのですが、
1981年生まれなので、エマより7歳も年上なのね。
すごく若く見えました
眠かったわけでは無いのですが、
登場したボビーの息子に何の意味があったのか分からず仕舞い。
また、役柄は嫌な男ですが、テニス協会のジャック役のプルマン氏が素敵でした
エンドロールに試合をした2人のその後が紹介されていました。
ビリーが増々活躍されたのに比べ、
ボビーは予想通り賭け事を止められなかったそうです。