賃貸の事故物件。
浴槽で手首を切って自殺した人の後の部屋に住めますか
そのお風呂で入浴出来ますか
これはある若い女性の秘密のお仕事の話です。
2017年
幼いころに父が亡くなり母は行方をくらまし、さらに祖母がこの世を去ってふさぎ込んでいた八雲御子(池田エライザ)。そんな御子に叔父の雷土悟郎(オダギリジョー)は、住むところとアルバイトを紹介してくれた。アルバイトは、いわく付き物件に入居する“ルームロンダリング”の仕事だった。自殺して幽霊になった春日公比古(渋川清彦)と生活するようになった御子は、彼のデモテープをレコード会社へ送るよう頼まれ……。シネマトゥデイより
私は結婚してから3年前まで、賃貸の集合住宅を転々としていました。
住宅を選ぶ基準は、夫が会社に通いやすい、学校が近い、買い物が便利等で、
前の住人のことは知りませんでした。
あるマンションでは、住み始めた後に隣人に聞いたところ、
「前の家族、朝起きたら、いなくなっていた」とのこと。
それって夜逃げじゃない
夜逃げはともかく、それまで事故物件に住んでいたとしても気が付かないわ。
私、霊感は無いですし…
どうやら事故物件の場合は次に借りる人に告知が必要。
でも、間に一件入居した後は、告知しなくていいようです。
ちなみに、今は事故物件サイトがあるので、お近くの情報がすぐに分かります。
彼女の仕事は、事故の直後の部屋の住人なること。
自殺、殺人、孤独死、虐待死等々。
フツーはお金貰っても嫌ですよね。
でも彼女は普通の女の子では無かったのです…
私は邦画をあまり観ないので、主人公の御子を演じるエライザ嬢は初見です。
オダジョーは相変わらず、変わった男の役。
御子の母親がどこかで観た美人だと思っていたら、
つみきみほ嬢。まだまだ活躍中なのですね。
オダジョーよりも、今回は幽霊のひとり、キミヒコを演じた渋川氏が怪演。
殺されて幽霊になった女性と共に、何とか成仏できるといいです。
御子も以前より明るくなってめでたしめでたし
地上げの部分が中途半端で要らなかったような気がしますが、
幽霊モノなのに何故かほっこり。
ミニシアター系の作品だと思いますが、大きなシネコンの中の小さな箱で上映中です。