すごく若い頃のアントニオ・バンデラスが出演。
また、すごく出番の短い(一瞬)のハビエル・バルデムがあんな場面に
2人ともハリウッドデビュー前ですね。
1987年
夜のマドリードの一角。そこのベンチにある一人の女性が腰を下ろした。彼女、ペパ・マルコスは不眠症に加え、妊娠の可能性にいらだっている上、何年も一緒に暮らしてきた男から突然別れ話を留守電に録音され、もうキレる寸前の状態だった。そんな訳で、彼女は男が20年以上も昔に付き合っていた中年女、ルシアのアパートの前までやって来て、窓からライバルの様子を覗き見しようというのだが……。
allcinemaより
スペインのペドロ・アルモドバル監督作品、
バンデランスとは直近では2011年の「私が、生きる肌」でもタッグを組んでいますが、
今から30年前のバンデランス、可愛かったんだね。
20代だと思いますが、ハイティーンにも見えるくらい初々しいです。
ペパは何故恋人が出て行ったのか分からない。
それは観ている私にも今一つ分からなかったのですが、
性格の不一致とかで無く、要するに新しい彼女が出来たからということなのかな~
見た目はいい男でも無かったですけど、
こういう男性って兎に角女性に優しいのでしょうね…
この男が昔付き合っていた女性ルシアに興味を持つペパ。
もしかしたら男は元カノに戻ったのか?
別れた二股男とそれを追う女。
ところが、ペパはルシアの息子(男の実の息子)と因縁のように出会います。
一方、ルシアは過去の事が原因で病気に罹っていました。
最初は警戒しあうペパとルシア。
でも2人を捨てた男は同一人物。
この映画の大きな小道具がペパの電話。
1987年の作品ですが、
普通の電話に、留守番機能の付いた外付けの録音機が付いていました。
私はコレ見たことが無いわ~
ペパは男から電話がかかっていないか、執拗に気にします。
大抵すれ違い。(映画ですから)
そして電話に当たり散らす。
誰でもでは無いでしょうが、ラテンの女性は情熱的だわ。
2人の女性は気が強いったらありゃしない。
しかも行動的。
結局2人は別々に男を追うんだもの…
ところでメイク。
ペパは厚化粧では無くて自然体なのですが、
ルシアの化粧はあれわざとだよね。
まつ毛は、マジックで書いている?
もしくは、ガングロ姉ちゃんたちがやってたように、ヒジキを貼ってる?
(スペインにヒジキがあるのか…)
とにかく後半私はルシアの目元が気になって仕方が無かったのでした。
コメディでもありましたが、
音楽がオシャレ。
冒頭からラテン系の香りがプンプンします。