何かありげな(笑)ポスターに惹かれて借りた作品。
2000年
「欲望の翼」「ブエノスアイレス」のウォン・カーウァイ監督がトニー・レオン、マギー・チャン主演で描く大人の恋愛ドラマ。1962年、香港。新聞社の編集者であるチャウ夫妻がアパートに引っ越してきた日、隣の部屋にもチャンが夫と引っ越してきた。チャンは商社で秘書として働いている。ふたりとも忙しく、夫や妻とはすれ違いが多かった。やがて、チャウは妻がチャンの夫と不倫していることに気づく。怒るチャウは復讐心からチャンに接近するのだが……。allcinemaより
アパートの隣人。
お互いの連れ合いが不倫中。
映像では2人の連れ合いの顔は見られません。
後姿と声だけ。
大人の純愛映画です。
短いカットで、のぞき穴から撮影しているような映像は何か怪しげな雰囲気を醸し出しています。
さて、この夫婦、W不倫になるか否か、ドキドキしながら観ていましたが、
チャン夫人が一線を超えることを拒んだので、
プラトニックのまま進み、そして別離。
ところがどっこい、4年後の1966年。
チャン夫人が連れていたのは誰
と、観客に疑問を抱かせるのです。
手を繋いだだけでは無理よね…
私はアクションを観ないので、トニー・レオンは恋愛ものだけ。
それでも充分素敵です。
マギー・チャンはチャイナドレスがよく似合います。
彼女のたくさんの衣装も見どころの一つだと思います。
時代を感じさせる美しい柄の数々です。
挿入歌のひとつ、
キューバの名曲「キサス・キサス・キサス」
「たぶん・たぶん・たぶん」という意味だそうですが、
大人の曲ね。この曲を聴いただけで映画の雰囲気が分かると思います。
メロディ-がしばらく頭から離れなかったです。