監督は「スモーク」のウェイン・ワン
総指揮にオリヴァー・ストーンの名前がありました。
1993年
全米でも予想外のヒットを記録した、エイミ・タンのベストセラー小説の映画化。題名のジョイラック倶楽部とは、語り手ジェーンの母が、仲のよい3人の女友達と、それぞれの喜びも幸運も分かち合おうと始めた麻雀会のこと。アメリカに移住して30年。故国に残してきた双子の姉の存在が、母の死に際し語られる。居ても立っても居られぬジェーンは、まだ見ぬ姉たちを訪ねる……。allcinemaより
上海から移民してきた4人の女性と、
アメリカで生まれた彼女たちの娘の物語。
送別会の場面から始まります。
母親亡くしたジェーンには中国に腹違いの双子の姉がいることが分かり、
中国まで会いに行くことになったのです。
そこからは、一旦ジェーンの母の話は飛ばし、
母親の親友たちの女性と、その娘たちの家族の話です。
母親たちは本国でそれぞれ大変な苦労をしてきました。
やっとのことで、アメリカに移住してそこで新たな結婚、娘たちを授かります。
親たちが中国のしきたりを忘れず、中国人の魂を持ったままなのに対し、
アメリカで生まれ育ち、アメリカ国籍の娘たちは、
流ちょうな英語を使い、生活スタイルもすっかり洋風。
しかし、独身のジェーン以外は家庭生活も順風漫歩とはいかなかった。
それは母親たちと同じ。
どこの母親も娘には幸せになってもらいたいと願う。
でもそれは、「期待」では無くて「望み」という言葉にハッとさせられました。
最後の場面は涙です。
母親の魂が、ジェーンによって運ばれた瞬間です。
2時間越えの大作でした。