4年生になり、お友達を家に呼んで遊ぶ、ということが出てくるようになってきた。

それについては許可をしているため良いのだが、さまざまな決まりを守らず友達を家に呼ぶことを強行する長男にイラッとすることがある。


連絡帳に今日の宿題の予定を書いてくること。

→書いてこなかった場合、その日はゲーム禁止。


友達を家に呼ぶ場合、事前に親や兄弟に許可を得てからにすること。

→ゲーム機を持ってこない友達がいるため、必然的に次男が使用しているゲーム機を貸すことになってしまうため。


友達を家に呼ぶ場合、宿題を終えてからとする。

→やるべきことを先送りにしないため。


さほど厳しい決まりではないと思っているが、何度言ってもこれらが守ることができない。


ある日の約束はこんな感じだった。

帰宅した長男はランドセルを玄関に放り出し、「行ってきます!」と猛ダッシュで出て行こうとした。

制止させ、どういうことか尋ねると、「下校したのち、すぐに約束の場所へ集合する」と長男が決めたそうだ。

友達が来る話も何も聞いていなかったため、どういうことかさらに問い詰めると、長男が遊びに誘い、長男が集合のタイミングを決めたのだと言った。

宿題をしてからでないといけない、と止めるが、振り切って出かけて行った。


しばらくしたのち、「集合場所に誰もいなかった」と長男が帰宅した。

呼んだ友達は別クラスであり、そのクラスはいつも下校が早いのだという。

そもそも、下校したのちすぐに集合、という約束自体が曖昧すぎる。

集まる時は、「場所と時間を明確にすること。時間は、余裕を持って計画すること」と口うるさく言っている。

何度も何度も繰り返し言っているが現段階で改善されていない。

それからしばらくすると、チャイムが鳴り、友達が遊びにきた。


友達と遊び始めた長男の、放り出されたランドセルの中身をチェックし、連絡帳を確認すると、今日の宿題が無記入であった。


長男は、わたしとの約束をどれひとつ守ることなく、「友達を家に呼ぶ」という行為を強行させた、というわけだ。




多動傾向ゆえなのか、こうした決まりを守らせることが大変難しい子である。


友達と遊びたい。

誘う。

遊べる。


彼の頭の中はこの3つしかなかった。

自分の思うままに行動してしまうため、連絡帳も書かず、招くことを家族に確認もせず、宿題もやらず、自分のやりたいことをやりたいように遂行してしまう。


友達が帰宅したのち、わたしの長い説教タイムが始まる。



まず、やるべきことをやらなかった。

しかも、前日の連絡帳も書いて来ず、次は書いてくるから今日だけは許して、と許しを請うたその翌日のことだ。

その前も書いて来なかったが、友達が来るのにゲームができないなんて無理だから次は必ず書いてくるから許して、と言われたので許可をした。

これで連続3回目だ。


仏の顔も三度まで


わたしと、子供との約束は、ゆるく、フレキシブルに変化するものであるが、それは子供たちとの信頼関係あってのことである。

今回、数々の強行突破した長男の信用度は現在、ほぼゼロとなった。


連絡帳を書いてこない

宿題がわからない

やらない

やらなくていい


を、繰り返し、宿題ん溜め込んでいた前科もある。

彼がわたしの信用を取り戻すまで、わたしは彼に対して厳しい条件を課すことにする。


それは、友達を家に呼んではいけない、やるべきことをやらないならばゲームをしてはいけない、ということ。

呼ぶとなると次男はゲームをすることができない。

毎日のようにそれが続くということがどういうことか、彼にも理解させる必要がある。


長男は、信用を回復することができるだろうか。