コロナ禍になり自然となくなってしまったグループでの集まり。

先日、何年ぶりかわからないが久しぶりに会うことができた。


最初は子供つながりで集まるようになったが、自然とママだけで集まるようになった稀有なパターン。

みな個性豊かなママさんたちだが、常に自然体で自立していて素晴らしい人たちだと思う。

年齢が離れているママさんもいるが、まったくそんな差を感じさせない。



習い事の話になったとき、それぞれのお子さんはとても素晴らしかった。

年少からスイミングを始め、バタフライまで終わったのでスイミングを卒業したと言う子。

ピアノを続けて大会に出ているという子。

ダンスで大会に出ている子。

たくさんの習い事をこなしている子。

中学受験に向けて、と意気込んでいる子。


みな、幼稚園の頃からさまざまな習い事を複数こなし、いま続けているものはその子に合ったものだと思うものばかりだと言う。


…我が家は、長男は小3、次男は年長から始めた習い事ひとつ。

ほんとうに他には何もしていない。

ウチがのほほんとしている間に、頑張っている子はどんどん成長している。


長男も次男ももちろんマイペースながら成長はしているのだけど。


ポケモンのレイドバトルで限定ポケモンが出るのだが、昨年までは対策ポケモンを育てるのはわたしや夫がサポートしていた。

今回は自分でゲームニュースを見て、限定ポケモンの情報を得ると、YouTubeで調べて自分でポケモンを育成していた。

どうしてもこれだけ分からない、と言うところだけ聞いてきたので調べてやると、「ありがとう!わかった!」と元気よく返事をしてゲームに戻っていき、しばらくすると「ゲットできた!」と嬉しそうに結果を報告してきた。


自分の能力がさほど高くない自覚がある子だからこそ、自分でできることを増やしてあげたい。

習い事よりもまずは日常生活。

自分で達成できないモヤモヤが爆発する長男だから。


とは言うものの、周りの子たちとの「差」に地味に凹む。(ママさんたちは別に自慢したりしてるわけではありません。)

ふつうの子って、こんなにもすごいのか、と思ってしまう自分がいる。


「長男くんはさ、昔からそうだよね。

無理矢理やらせない方がいいタイプだと思うから、興味を持ったことをやらせてあげるのがいいんだと思うよ!」

優しいママさんたちはそう励ましてくれる。


長男は長男。

次男は次男。

他の子は他の子。


わかっているのだけど、一筋縄でいかない子供たちを見ていると、親が決めたことに従って習い事をたくさんできている子、ってどんな感じの子なんだろう?と考えてしまう。


うちが「できた」と思うことは、周りの子達はアッサリと飛び越えているんだろうな。


唯一、違っていたのは、ママさんたちの子は毎日きょうだいで大戦争だと口々に話していた。


ケンカらしいケンカをしない長男と次男、きょうだい仲の良さは誇ってもいいのかな。

兄弟でチームを組んで協力プレイをする家はなかった。

お互いを最高の相棒だと嬉しそうに話す子供たちの顔が浮かんだ。

ギスギスした家庭で育ったわたしからすると、こののほほんとした子供たちの姿が何よりも嬉しいのだけど。

それだけで満足してしまうから能力の向上が望めないのかもしれないと思うと何度か申し訳ない思いになる。