このままおってもあかん、と思ったのか「もう今日は帰り帰り。」と促す父の手に押されて


わたしは真意が伝わっていないモヤモヤや、理解しようと歩み寄る姿勢のない母へのイライラを抱えたままリビングを出た。


そして玄関まで来て、後ろから着いて来る父の方を向き直した時


急に涙がどーーーっと出てきて
体が勝手に父に抱きついていた


44年生きてきて、記憶のある限りでは初めてのことだった。


そしていつぶりか覚えてないくらい久しぶりに、声をあげて泣いた。


父はただ受け入れてくれた。


そして一頻り泣いて落ち着いたわたしと向かい合って、小さい子を諭すように話をしてくれた。
(けど実はあんまりちゃんと内容覚えてないから端折りますw)


家に戻るとすぐ、ペラペラと喋りにくる娘の話をいつものように聞きながら晩ごはんの支度をした。


その後、ご飯を食べてる時も、ソファーでダラっとしてる時も、特に母のことは氣にならなかった。


そしてお風呂でシャンプーしてる時に、母とのやり取りから父とのやり取りまでを、無意識に脳内でおさらいしていた。


そして氣づいた。


『あー、わたしお父さんに甘えたかったんや。』


母とのことはトリガーだっただけで


本当に向き合うべきなのは父とだった。


何も確執はないのに、父に対する母の偏見のようなものが刷り込まれていたせいで


わたしと父との関係性が長い間、直接的でなく母というフィルターを通すのがデフォルトになってしまっててんなー。


そんな風に思えた。


この氣付きはわたしにとって大きかったなぁ。


子どもへの母親の影響ってすごいね。


次回でラストです!


本日もお疲れさまでした!


Kae




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