「デビルズ・グレイブ」。。。 | 怒りくまのブログ(仮)

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気が向いた時、だらだら書いてます
一部、ネタバレもあるのでご注意を

レンタル店に並ぶ怪しげな作品は減ったけど

アマプラのレンタルは相変わらずの品揃え?

今回はアマプラでコチラをレンタルして鑑賞

 

【デビルズ・グレイブ】

 

血液感染により"吸血鬼"が増殖し人類を支配

夜な夜な人間を襲う街。。。ローチ・シティ

吸血鬼と化した夫"ケイル"にわが子を殺され

復讐を誓う妻"ジャクリーヌ"は吸血鬼を狩り

姿をくらましているケイルを探し続けていた

その中で吸血鬼をどう痛めつけたら効果的か

どれだけ苦しめられるかを学びながら。。。

 

(新鮮なうちに血抜きするそうですw)

 

(情け無用のジャクリーヌ)

 

戦いの中で負傷しドラッグと酒で痛みを癒し

バスタブに身を横たえ心と体を休めていると

深い眠りの中で見るのは幸せだったあの頃と

吸血鬼の女にたぶらかされたケインが噛まれ

次第に豹変し幼いわが子に牙を突き立てる姿

繰り返し見る悪夢から目覚めたジャクリーヌ

そんな彼女に市警の警官"ディック"が接触!

 

(敵か?味方か?)

 

吸血鬼たちを次々と狩り続けるジャクリーヌ

「しかし奴らは君よりケイルを恐れている」

何が言いたい?事情通っぽい様子のディック

その案内でどこかへ向かうジャクリーヌだが

その途中で吸血鬼たちの襲撃を受ける二人!

負傷しながらも吸血鬼を痛めつけ尋問するが

"子供が目覚める"それ以外の事は口に出さず

 

(何も語らず息絶え。。。)

 

吸血鬼の言った"言葉の意味"はすぐに分かる

ディックの案内で向かった倉庫のような場所

薄汚い倉庫には医療設備が運び込まれていて

そこには胡散臭いドクターと昏睡状態の妊婦

"くつろげる"部屋に通されたジャクリーヌは

ドクターが興味本位でバラした吸血鬼の前で

ディックに治療してもらいながら事情を聞く

 

(ぜんぜんくつろげないw)

 

で、妊婦"マギー"の素性を語り出すディック

彼女は吸血鬼となり姿を消したケイルの妻!

ケイルが吸血鬼と知らず結婚したマギーだが

何者かに襲われたところを発見者が通報して

駆けつけたディックがドクターの元へと搬送

が、容疑者のケイルはマギーが襲われる直前

教会で自ら命を絶ち死体は死体安置所にあり

 

(探し求めた仇は死体に)

 

それもマギーは運ばれた直後にお腹が膨らみ

彼女を襲ったのは何者か?お腹の子は何か?

答えを求めジャクリーヌはディックの案内で

情報提供者の学者"デックス"に会いに向かう

途中、ディックはケイルがわが子を殺した時

捜査を担当した警官だとジャクリーヌに告白

それから君を心配しずっと追いかけていたと

 

(え?違うの?)

 

(ですよねぇw)

 

バーでデックスと会ったジャクリーヌたちは

"キリスト=ルシファー"という教義を広める

吸血鬼で教主でもある"ガブリエル"の教会に

ケイルが訪れ教義に傾倒し信者になった事や

神である"サタン"がいつかこの世に降臨する

そんな教義もある事を聞かされるその一方で

死体安置所の側でホームレスが襲われ。。。

 

(ケイル復活!)

 

一方、ジャクリーヌがケイルの妻だと聞いて

驚くデックスは自宅に招きとある本を見せる

その"予言書"にはジャクリーヌの事が記され

わが子を自ら殺しながら子供を求めるケイル

処女のマギーの魂と自分の命をサタンに捧げ

サタンはそれに応えケイルに新しい体を与え

マギーを"妊娠"させた事も書いてあり。。。

 

(つまりアレはサタンの子?)

 

半信半疑のジャクリーヌとディックは倉庫へ

と、胎児のDNA鑑定をしていたドクターは

それが人ではない"何か"だと二人に告げると

生かしておくべき存在ではないと冷静に判断

"母体が死ねば胎児も死ぬ"と点滴に毒を注入

しかし胎児の能力か?毒は中和されてしまい

それでも危険な何かの誕生は阻止しなければ

 

(サタンの子供だからね)

 

と、お腹に触れたジャクリーヌの手に衝撃が

悶え苦しむ彼女は意識を失い。。。心停止!

ディックとドクターがなんとか蘇生する一方

デックスを訪ねたケイルが驚きの言葉を吐く

間もなく誕生する息子には導き手が必要だと

豊富な知識を持つ者が必要だと話すケイルは

怯えるデックスに近づいて自分の血を。。。

 

(迫る恐怖。。。)

 

その頃、意識が戻ったジャクリーヌだったが

ディックが実は吸血鬼だったと知って愕然!

しかしドクターはディックが吸血本能に抗い

理性を保ってると友人でもある彼をフォロー

数十年前、吸血鬼となってしまったディック

親友のドクターを訪ね共に治療法を探し模索

一滴の血を吸う事なくこれまで生きてきたと

 

(なんかいい話じゃん)

 

吸血鬼の中にはケイルのような怪物もいれば

ディックのように理性を保つ者もいる。。。

と、噂のケイルが現れドクターを殺害すると

ジャクリーヌにも襲い掛かり首を絞めあげる

そこにディックが駆けつけ吸血鬼同士で争い

ケイルが手にしたナイフでディックを刺すが

そのナイフをディックが奪ってケイルを刺す

 

(これで決まった?)

 

しかしその程度では?ケイルの反撃を受けて

ディックは満身創痍でジャクリーヌもダウン

ケイルは産気づいたマギーに近づいて。。。

サタンの子が産まれ出そうになったその時!

隙を突き襲おうとしたディックに気を取られ

背を向けたケイルをジャクリーヌが駆け寄り

手にしたナイフを深々とその体に突き刺す!

 

(今度こそ終わる?)

 

背中から心臓を刺されたケインは力尽きるが

最後にディックの心臓もえぐり取って。。。

息絶えたディックを抱きしめるジャクリーヌ

マギーの側から点々と部屋の外へ続いている

血で染まる小さな赤ん坊の足跡に気がつく!

足跡を辿り先でジャクリーヌが目にしたのは

急成長したのか?亡きわが子に似た少年の姿

-ラストシーン-

少年を前にジャクリーヌの脳裏に浮かぶのは

闇に抗ったディックやドクターの言葉。。。

生まれながらの悪はない?信じさえすれば?

 

(少年を優しく抱きしめ)

 

ローチ・シティに日が昇り朝が訪れて。。。

この先に待ってるのは光か?それとも闇か?

で、エンドロールへ

 

血液感染により吸血鬼が爆発的に増殖する街

吸血鬼と化した夫にわが子を惨殺された妻が

消えた夫を殺すため吸血鬼ハンターとなって

夜な夜な街に繰り出し吸血鬼をなぶり殺す!

そんな中で出会った事情通の警官とドクター

"何か"をお腹に宿した意識不明の妊婦。。。

うん、この辺りまでは悪くなかったんですよ

暗い街と陰惨な残酷描写が粗い映像にも映え

ワイルドな女性主人公が吸血鬼を狩りまくる

思いっきりB級映画なんだけどテンポも良く

「これ意外と面白いかも?」とか思ってたら

キリストだルシファーだ挙句の果てにサタン

大風呂敷を広げたい気持ちは分かるけれども

吸血鬼ガブリエルが教主の新興宗教って何?

設定がブレブレなうえぐっちゃぐちゃになり

それを補完する説明台詞がダラダラ続くため

面白かったはずがいきなり失速!急ブレーキ

説明されても「は?」なんてなる体たらくで

最後も「私が導く」みたいな終わり方したり

導くため血を飲んだデックスさんの立場は?

せっかくノリノリで楽しんでたのに台無し!

変に神とか悪魔とか盛り込まなくていいから

シンプルに妻の復讐劇として仕上げてたらと

惜しいというか?もったいない作品でしたよ

ま、先日の変態ストーカーの地雷映画よりは

B級映画として堪能できましたけどね(^▽^;)

オススメはしないので取り扱い注意ですよ!