「現実を受け入れるべく夢を見る(短編ホラー)」。。。 | 怒りくまのブログ(仮)

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一部、ネタバレもあるのでご注意を

今回は短編ホラーのフィルムフェスティバルで

グランプリを受賞したこの作品を鑑賞しました

 

【現実を受け入れるべく夢を見る】

 

どこか古めかしい祖母の家を訪れた女性だけど

家には人の気配を感じられず祖母の姿も見えず

と、台所を覗くと背を向けて立ち尽くす祖母が

 

(ん?様子が変?)

 

(お、おばあちゃん?)

 

返事も反応もない祖母に女性は違和感を感じて

と、その時!ドカドカと廊下から足音が聞こえ

いきなり台所に入ってきたのは見知らぬ男性!

 

(驚く女性に迫り。。。)

 

(だ、誰?)

 

驚きと恐怖のあまり?女性はおそのまま卒倒し

どれくらい時間が過ぎたのか目を覚ました女性

縁側へ行くとこちらに背を向け座る祖母の姿が

 

(おばあちゃん。。。)

 

(そして庭にはあの男性も)

 

何がどうなっている?状況が理解できない女性

「もしかして私は夢を見ているのか?」

不安になり祖母に近づき肩に触れ声をかけると

 

(ねぇ、おあばちゃん?)

 

(振り向いた祖母は白目!)

 

白目の祖母を目にし恐怖し体が硬直する女性!

と、庭の男性が"ザッ!"と足を滑らせ横に開く

その滑らせる音に合わせて祖母は指で窓を叩き

 

(ザッ!と片足を外側に滑らせ)

 

(カツン!と窓を指で叩く)

 

祖母と知人男性がただ遊んでいるだけなのか?

それとも何か呪術的な意味がある舞踏なのか?

ザッ!カツン!と繰り返すようにリズムを刻み

 

(ザッ!)

 

(カツン!)

 

その様子を怯えながら見つめるしかない女性は

祖母と男性がたてる音に意識が引き寄せられて

と、その時!何を思った?何かを感じた?女性

 

(。。。)

 

(パンッ!を手を叩く!)

 

突然の合いの手に動きが止まる祖母と男性だが

再び音を出し始めると女性も合わせて手を叩く

ザッ!パンッ!カツン!繰り返される音が響き

 

(三人が一定のリズムを刻み)

 

(静かに笑みを浮かべる女性)

 

女性が不敵な笑み?安堵した笑み?を浮かべて

で、エンドクレジットへ

 

YouTubeで見放題配信中の沖縄のホラードラマ

「疫(えやみ)~ナヒヤサマの呪い~」を観て

すげぇ怖かったので紹介しようと思いましたが

その後に観たコチラの作品もインパクト絶大で

とりあえずこちらを紹介してみました(^▽^;)

 

グランプリ受賞作という事で有名な作品らしく

ご覧になった事がある方も多いとは思いますが

「みなに幸あれ」の下津優太監督制作の作品で

4分と短いながらもこれは考えさせられますね

祖母はどうなってしまった?あの男性は何者?

二人が刻むあの一定のリズムには意味がある?

女性は起きてるのか?眠ってるのか?(◎_◎;)

って、女性は既に死んでいる気もしますよね?

彼女が目にしたのは今は亡き祖母の姿みたいな

考えれば考えるほどに困惑してドツボにハマる

それがまた楽しくて怖くて心地よいんですよね

静かに淡々と描かれる懐かしさすら感じる映像

変に脅かすような音は極力控えたような演出と

さすがはグランプリ?堪能させてもらえました

観る人に答えを委ねるタイプの作品っぽいので

面白さを感じる方と感じない方もいそうですが

例えつまらないと思っても一見の価値はある?

4分でサクッと鑑賞できるので機会があればぜひ

今回もYouTubeへのリンクを貼っておきますね

ってか、「疫(えやみ)」も怖いのでぜひです