「ダーク・ハーヴェスト」。。。 | 怒りくまのブログ(仮)

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気が向いた時、だらだら書いてます
一部、ネタバレもあるのでご注意を

てっきり劇場公開されると思ってた作品が

アマプラの見放題としてリリースされていて

ちょっと驚きながらも鑑賞してみました!

 

【ダーク・ハーヴェスト】

 

1963年...

"トウモロコシ畑"に囲まれた閉鎖的な田舎町

住人らは町で生まれ、町で育ち、町で死ぬ

それが当たり前として静かに暮らしていたが

ハロウィンの日になると畑からやって来る

"ソートゥース・ジャック"

と呼ばれる案山子の怪人に酷く怯えていた

それは言い伝えではなく現実に存在していて

0時まで倒さねば町が不幸に襲われるため

町の若者たちは"通過儀礼"として討伐に参加

仮面を被り全員で協力し挑み向かい。。。

 

(一瞬でも油断すれば。。。)

 

(悲惨な死を遂げる)

 

厄災ともいえるソートゥースを倒すことで

次の一年も平穏無事に過ごせると人々は安堵

トドメを刺した若者は英雄として称えられ

町から出て都会に住むことを許可されていた

そして今年もハロウィンの日が町に近づく

 

兄のジムがソートゥースを倒し町を出て一年

尊敬し憧れる兄からの手紙に勇気をもらい

周囲からの妬みや暴力に耐え忍ぶリッチーは

古い家からジムが勝利し得た豪邸に越して

息子の威光にすがりながら生きる両親に反発

親友たちと共に不良グループを結成。。。

 

(絵に描いたような不良w)

 

ジムの功績もあり討伐に参加する必要はなく

今後の生活を保障されているリッチーだが

「俺だって!」との強い気持ちが勝り。。。

そして町を護るリックス巡査の指導の下に

若者ら"ソートゥース狩り"の訓練が始まる!

ハロウィンまでは隔離され絶食を強制され

飢えた若者たちの心はすさんで凶暴さを増し

その頃、トウモロコシ畑には蠢く怪しい影

「ソートゥースは一年かけて成長する」

大人たちの言葉通りそれは"アイツ"なのか

そして双方の準備が整いハロウィンが訪れる

 

(暴徒のごとく畑へ向かう若者たち)

 

(リッチーも不良仲間たちと合流)

 

両親を押し切り強引に参加したリッチーは

不良仲間のミッチ、バド、チャーリーたちと

オンボロのトラックで誰より先に畑に到着

と、その時!飛び出したソートゥースに激突

まさか倒した?そんな甘い期待は裏切られ

月明かり照らされ姿を見せるソートゥース!

トウモロコシ畑に立つ不気味な姿を確認し

そちらへと向かい走り出すリッチーたちだが

密集するトウモロコシに見通しが悪いため

ソートゥースを見失いそれぞれが右往左往し

一瞬の油断が命取りになる。。。その挙句

 

(チャーリーは真っ二つに)

 

(ミッチは頭を。。。)

 

仲間の死に震えて立ち尽くすリッチーの前に

ゆっくりとその肢体を晒すソートゥース!

リッチーは恐怖し無我夢中で走り出し。。。

その途中でガールフレンドのケリーと遭遇

討伐に女性は参加できないルールのはずだが

この町から出たい彼女は隠れて狩りに参加

ルール違反はリッチーも同じと意気投合して

ここからは協力しソートゥースを狩る事に

その頃、ひとり畑から逃げたバドは町へ戻り

地下の物置に隠れる仲間たちに助けを求め

しかし中に入れてもらえず。。。その挙句に

 

(ソートゥースに捕まり頭を割られ)

 

(物置の連中も血祭りにあげられる!)

 

そこに遅れて戻ってきたリッチーとケリーは

コソコソ動くリッチーの父親ダンを横目に

リックス巡査の隙を突き銃とパトカーを奪う

出し抜かれたリックス巡査が怒り狂う一方

空腹のあまり暴徒と化した若者たちも大暴れ

食料を奪うために容赦なく大人たちを殺し

何もかもを略奪し食料を貪り喰らう者たちや

"誰がソートゥースを狩るか"で殺し合う者

殺人を楽しむ者も現れ収拾がつかなくなる!

もちろんソートゥースも殺戮を繰り広げて

ハロウィンの町は血みどろの地獄絵図と化し

 

(無関係の肉屋のオヤジに)

 

(襲い掛かる若者たち!)

 

と、町を運営している"ギルド"の本部前に

ソートゥースが現れたと無線から響く声が!

パトカーの無線でそれを聞いたリッチーは

決着をつける!とケリーと二人でギルド前へ

ところがソートゥースと対峙したところで

ヤツのベルトが"兄ジムのベルト"と気がつき

リッチーは引き金を引けず。。。一時撤退

負傷したケリーを連れ自宅に戻ったけれども

真実を話すようリッチーに迫られた母親は

「もう終わりにして」そう言い残して自殺!

一方、ソートゥースは古い家のジムの部屋へ

 

(懐かしそうに部屋を見渡すと)

 

(突然!周囲が怒りの炎に包まれる!)

 

やはりソートゥースの正体はジムなのか?

家ごと焼き尽くしたソートゥースは姿を消し

期限の0時まで残り時間がわずかと迫る中

リックス巡査から何かを言い含められたダン

「決着をつける!」と教会へと車を走らせ

腹を決めたリッチーとケリーも教会へ向かう

すると教会で出会ったリッチーらにダンは

ソートゥースはやはり元は兄の"ジム"であり

何かを知っているギルドが暗躍している事

最悪の場合はダン自身がジムを殺すと語って

もしも逃げ出したならギルドに殺されると

 

(父親もギルドの共犯?)

 

そんな父親を軽蔑し罵ったリッチーは外へ

と、そこにはソートゥース。。。ジムの姿が

リッチーは殺すのではなく話し合おうとし

必死に兄ジムに声をかけてジムもそれに反応

かつての記憶やジムの自我が残ってる様子

その時!銃声が響きのけぞるソートゥース!

駆けよったリッチーがよろける身体を支え

撃ったのはリックス巡査から銃を貰った若者

今年の勝者になる!と更に撃とうとするが

ケリーがそいつをバットでぶん殴り銃を奪い

しかしソートゥース。。。ジムは既に瀕死

 

(動く事すらままならず。。。)

 

するとジムは弟リッチーが手にしている銃を

自分の眉間に当て引き金を引くように促す

「撃てるわけないだろ!」

そう言って涙を流すリッチーだったけれど

最後は兄の望み通り引き金を引き決着がつく

今年の勝者は兄ジムを敬愛する弟リッチー

 

彼の勝利を祝うパーティーが開催される中で

リッチーと踊るケリーはそっと銃を手渡す

すぐにそれが必要となると感じているようで

もちろんリッチーもそれは予感してる様子

 

(気の利く女性ですなw)

 

パーティーは終わり人々に見送られながら

勝者の証の新車を受け取り町を出るリッチー

と、道端で待っていたのは。。。ケリー!

町を出たいと願っていた彼女も乗せ走りだし

しかしリックス巡査のパトカーが追いつく

ケリーは身を隠しリッチーだけが車を降りて

銃を突きつけられたままトウモロコシ畑へ

勝ち誇るリックス巡査が油断したその瞬間!

リッチーは隠し持っていた銃で彼を撃つ!

結局、真相を明かさずにリックス巡査は死に

呆然とするリッチーは何者かに頭を殴られ

 

(他にもいたのね。。。)

 

畑の所有者らしき人物もギルドの一員か?

案山子を立てる柱の根元に掘られている穴に

生き埋めにされるリッチーの叫びが響いて

その頃、戻らないリッチーを車で待つケリー

するとそこに近づいて来たのは。。。ダン

「早く町を出ろ」そう告げてケリーを逃がし

泣きながら彼女は車を運転し町を後にする

 

-ラストシーン-

それからしばらく時が過ぎ頃合いを見計らい

畑の所有者はリッチーを地面から掘りだし

案山子を立てる柱へくくりつけて磔にすると

頭にカボチャを被せ。。。また月日が流れ

ハロウィンが近づくにつれリッチーの死体は

次第にあのソートゥースへと変化してゆく

そして再び忌まわしきハロウィンが訪れると

畑の所有者を殺したダンはリッチーを開放

自分たち親子をメチャクチャにしたギルドに

全てを知りながら隠匿する町に復讐しろと

 

(この時を待っていたダン)

 

(そして。。。ソートゥース!)

 

ソートゥース。。。リッチーの復讐が始まる

で、エンドロールへ

 

ハロウィンごとに閉鎖的な田舎町に迫る怪人

それを倒した若者は英雄として称えられて

都会へと出る事が許され家族は富を手にする

偉業を成し遂げた兄を尊敬し尊敬する弟が

周囲と反発しながら「自分も!」と時を待ち

遂にその時が来るが。。。暗躍する者が!

 

ヤバいです、期待以上の面白さでした(゚Д゚;)

「ジーパーズクリーパーズっぽいのかな?」

なんてそこまで深く考えず鑑賞したのですが

結局のところ何が原因とか誰が黒幕だとか

ほとんど描かれないため分からず終いのため

ワケが分からなくてモヤモヤするのですが

冒頭から隠れずに肢体を晒すソートゥースや

笑っちゃうほど清々しい残酷でグロい映像

狂気しか感じない暴徒と化した若者たちなど

細かい事は気にならなくなるほどの見応え

かなりぶっ飛んでいる作品だったんですよ!

 

謎は謎のままとはいえストーリーも魅力的

閉鎖的な田舎町やら町を操るギルドの存在と

端から不安な空気が漂って雰囲気は完璧!

1960年代という舞台設定がまたいい感じで

現代とは違う価値観が話に生かされていて

時代背景なんかも丁寧に描かれていましたし

家屋や車、家電など当時を再現していたり

映像としてもかなり作り込まれていましたね

 

序盤から「もしかして。。。兄?」なんて

いろいろと予感させる部分もあったけれども

予想外?まさかの終盤の展開には驚かされ

今後を想像させるラストシーンも悪くはなく

むしろ次は60年代から舞台を現代に移した

続編がある?なんて期待しちゃいましたよ!

 

今回はアマプラの配信で鑑賞したのですが

他でも配信されそうな予感がする?この作品

オススメなので気になった方はぜひです!

やっぱトウモロコシ畑は危険がいっぱいかも

 

🌽