「ピーカブー -short film-(2015年)」。。。 | 怒りくまのブログ(仮)

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一部、ネタバレもあるのでご注意を

今回もアマプラのレンタルのお世話になり

こちらの短編映画を鑑賞してみました!

 

【ピーカブー -short film-(2015年)】

 

パパと二人で過ごす幼い少女サリーちゃん

布を被って「いないないばぁ~!」とか

遊んでほしくてパパにイタズラするけれど

パパは家事とか仕事だとかで忙しそう?

そんなパパが憧れていつも眺めてる写真は

 

(まさかのチャールズ・ブロンソン!)

 

パパが"強い男"に憧れてるのが分る一方で

構ってもらえないサリーちゃんはご立腹

いいもん!パパがダメでも"あの子"がいる

なんて子供部屋のクローゼットを開くと

サリーちゃんは真っ暗な虚空に声をかけて

 

(いないない。。。)

 

(ばぁ~~~w)

 

まるで暗闇の中に"何か"がいるかのように

楽し気に話しかける笑顔のサリーちゃん

で、パパと遊べないまま日が暮れ夜となり

子供部屋でサリーちゃんが寝たのを確認

ひとりポーチでビールを飲むパパだけど?

 

(背後の窓に浮かぶ不気味な影!)

 

その気配を感じたパパが家の中へ入ると

何故か明かりはつかず暗闇に包まれていて

響きわたる不気味な子供の笑い声を聞き

サリーちゃんのイタズラと思い込んだパパ

布を被ってるサリーちゃんを見つけると

 

(いないない。。。)

 

(ばぁぁぁぁぁぁ!)

 

布を被っていたそれはいったい"何者"か?

サリーちゃんでないのだけは間違いなく

驚きおののき腰を抜かしてしまったパパは

不気味な腕を伸ばしたそれに掴まれると

何が起きた?呼吸困難となり悶え苦しむ!

 

(忍び寄るのは何者の手?)

 

苦しみのあまりその場に倒れ込んだパパが

ふと目の前にあるテーブルの下を見ると

そこには身を潜め隠れているサリーちゃん

「パパ。。。」そう声をかけてくる娘に

返事も出来ないままパパは動かなくなって

 

(息絶えてしまったのか?)

 

と、動かなくなったパパを"何か"が掴み

クローゼットの暗闇の奥へと引きずり込む

テーブルの下から出てきたサリーちゃん

真っ暗なクローゼットの虚空を見つめると

暗闇からしみ出るように姿を見せたのは

 

(闇に潜み棲むコレは何者?)

 

(目を逸らさず見つめるサリーちゃん)

 

そのままクローゼットのドアが静かに閉じ

。。。エンドロール

 

「いないないばぁ~!(ピーカブー!)」

なんてパパと遊びたいサリーちゃんだけど

パパは忙しくて遊んでる暇なんてない?

でも大丈夫!子供部屋のクローゼットには

サリーちゃんと仲良しの"秘密の友達"が

潜み棲むそれは悪魔か?それとも妖怪か?

今ちょうど公開中の「ブギーマン」同様

クローゼットに潜む者をテーマにした本作

 

ストーリーはシンプルで特に捻りもなく

それと同様に怖いと思えるシーンも少なく

布を取ったら悪魔が!ってところ以外は

驚くような演出はまったくないんですよね

ただ、少女が見えない何かと話をしたり

何かいるような気配を感じる演出もあって

ジワジワと薄気味悪いシーンが続くため

観ていて奇妙な感覚に陥るのは間違いなく

それを怖いと感じる方もいそうでしたね

 

パパが忙しく遊んでくれないだけでなく

ママが出張のため留守という設定のようで

寂しさから生まれた少女の"心の隙間"に

クローゼットの悪魔がつけ込んだのかな?

なんかそんな背景を想像させてくれたり

短いはずなのに人物描写も丁寧に描かれて

意外とちゃんとしてるのにはビックリ!

楽しませてもらえる9分ほどの短編でした

 

ただ、有料レンタル作品なのが玉に瑕?

それでも!という方はアマプラでぜひです

 

ドア