「アイアン・ブレイド」。。。 | 怒りくまのブログ(仮)

怒りくまのブログ(仮)

気が向いた時、だらだら書いてます
一部、ネタバレもあるのでご注意を

さっそくですが今日観た作品はコチラ

 

【アイアン・ブレイド】

 

趙の時代、傀儡を操る公輸家の一族は

"巨大傀儡"起動に必要な秘法を求めて

同じ傀儡使いの唐家を襲撃!皆殺しに

ところが当主の幼い息子"凌峰"だけは

鎮魔師を率いる張統領に命を救われて

月日は流れ凌峰は立派な鎮魔師となり

兄と慕う"陸隠"、妹分の"小瞳"と共に

張統領に忠誠を誓い任務に就いていた

 

(兄妹と日々を送り。。。)

 

そこへ辺境の村で樹妖が暴れていると

危機を知らせる一報が鎮魔司に入る!

襲われた村人たちも樹妖となり大暴れ

祀られた"霊源神木"までも樹妖と化し

凌峰は唐家に伝わる"五行傀儡"のうち

火の傀儡で霊源神木を爆炎でなぎ倒す

張統領は樹妖となった可能性があると

村人全員を始末するよう凌峰に命じて

 

(爆炎に包まれるご神木!)

 

生存者を殺すため捜索していた凌峰は

神木の巫女という少女"木木"を発見!

さすがの凌峰も少女は殺せずに逃がし

その頃、公輸家では当主の"公輸祁"が

唐家から消えた秘法を手に入れるため

"往生教"の妖女"顧念彤"の協力を得て

三つの"霊源の種"を授かり暗躍。。。

もちろん村での悲劇はその種が元凶!

 

(巨大傀儡のためなら何でもする?)

 

で、消えた秘法が鎮魔司にあると知り

秘法を奪おうと張統領に圧力をかける

何かを知っているかのような張統領は

陸隠に公輸家に秘法を届けるよう命じ

いつになく深刻な顔の陸隠は公輸家へ

一方で張統領は凌峰にその監視を命じ

公輸家へと向かった二人は木木と再会

「神木の巫女として雇われた」と話し

 

(とにかく無事でよかった)

 

そんな木木の案内で公輸家の城へ到着

陸隠は秘法を渡すために公輸祁と謁見

しかし二人は顔見知り?近しい関係?

と、内情を探るため別に潜入した凌峰

公輸祁から驚愕の事実を知る事になる

陸隠は公輸家の者で本名は"公輸尹"!

それも唐家襲撃に関わっていたらしく

秘法を鎮魔司に持ち込んだのも陸隠!

 

(それは真実?それとも。。。)

 

親の仇がすぐ身近にいただなんて!と

怒り狂う凌峰は問答無用で陸隠を襲い

が、ここで公輸祁が仕掛けた罠が発動

陸隠は命がけで罠を止め凌峰を救出!

そこに現れた木木の案内で城から脱出

瀕死の陸隠は凌峰に"真相"を語り出し

 

強大な武力となる巨大傀儡の起動には

唐家が保管する秘法がどうしても必要

そこで公輸祁は唐家襲撃を提案したが

公輸尹(陸隠)は反対し唐家を訪ねて

当主だった凌峰の父親に告白して相談

秘法を預かり鎮魔司に身を潜めたとか

 

(そんな事情が。。。)

 

当時の"陸統領"の元で鎮魔師となるが

襲撃は行われ現場に駆けつけた陸隠!

そこで凌峰を救出して連れて帰ったと

実は凌峰を助けたのは張統領ではなく

兄と慕っていた陸隠だったことが判明

さらに陸隠の命の恩人である陸統領は

直後に謎の失踪を遂げ行方不明となり

何かを企む張統領が次の統領となって

凌峰に嘘の記憶?話を吹き込んだとか

 

様々な企みや裏側が明らかになる中で

最期に唐家が秘法を所有していたのは

秘法は起動する力と抑制する力があり

人間の手に負えない存在が出現した時

その秘法で封じる使命があったからと

真実を伝え終えた陸隠は息を引き取り

凌峰は陸隠の遺体と小瞳の元へと戻り

 

(後悔する凌峰を慰める小瞳)

 

と、念のためにと陸隠が小瞳に預けた

本物の秘法を木木が焼き捨ててしまう

何が起きたか驚く凌峰と小瞳に木木は

「また私を焼くの?」

実は木木は爆炎で焼かれた神木の精霊

人間を憎む木木は"復讐"の邪魔となる

秘法を葬り去る隙を狙っていたようで

秘法が無ければもう誰も止められない

 

(顧念彤もお手上げ?)

 

ここで公輸家の城へと転移した木木!

もちろんその目的は公輸家の巨大傀儡

ご神木の代わりの肉体とするため同化

用無しの公輸祁はアッサリと殺されて

全てを知っていた様子の顧念彤の方は

別の企みがあるようでその場から去り

動き出した巨大傀儡は街や人を蹂躙!

鎮魔師たちはそれぞれの技や術で対抗

 

(不気味に起動する巨大傀儡!)

 

(鎮魔師のひとりが鬼を召喚し対抗!)

 

(巨体を揺るがし殴り合う!)

 

陸隠から授かった剣"鉄傀儡"を手にし

凌峰は小瞳と巨大傀儡の内部へと侵入

傀儡の核である木木を破壊するために

虫使いの仲間が操る白アリに援護され

奥へ進むが。。。小瞳や仲間が捕まり

追い詰められてしまった凌峰はここで

陸隠の幻覚を目にすると救われ覚醒!

鉄傀儡に封じられていた"秘法"が起動

 

(凌峰にその言葉は届かず)

 

木木は封じられ巨大傀儡は動きを停止

多くの犠牲は出たが事態はこれで終焉

 

-ラストシーン-

小瞳は陸瞳と改名して鎮魔師の一員に

他の鎮魔師が活躍を労い報酬を得る中

張統領は凌峰たちに次の仕事を命じる

それは往生教の教主を探すという仕事

張統領の企みは何?顧念彤はどこへ?

と、エンドロールの合間に流れるのは

顧念彤と接触し取引きする凌峰の姿!

彼が狙っている相手は。。。張統領?

 

(また?え?どゆこと?)

 

謎が謎を呼び。。。エンドロールへ!

 

傀儡を操る一族の生き残りが鎮魔師に

しかしその秘法を狙う者たちが暗躍!

兄と慕う者までが敵の一族と判明して

誰が敵で何が目的か?真実に翻弄され

それでも何かを守るため巨悪を討つ!

なんだか複雑すぎて話が見えなくなる

詰め込み過ぎで困惑しちゃう中国映画

 

ま、こんがらがった人間ドラマだとか

陰謀や何やらは面倒なので置いといて

ロボットのような傀儡の造形や動きは

CGのクオリティも高く見た目は良し!

巨大傀儡と召喚されたデカい鬼?が

殴り合うバトルも見応えがありました

 

ってか、見所はそこだけなんですよね

伏線を張りまくり最後にそれを回収

ああ!と言わせたいのは分かるけれど

そもそも続編ありきなストーリーでは

伏線の前に誰が何を企んでいるのかや

人間関係も分からないまま話が進んで

丸投げのままで終わっちゃうんですよ

それも90分程度では描き切れないほど

いろいろな設定を盛り込んでくれたり

往生教とか結局なんだったの?(-_-;)

 

やりたい事や見せたい事は分かるけど

何ひとつとして描き切れていない本作

即辺ありきなのだけは勘弁ですよね?

オススメはできないのでご注意を!

 

🤖