「殺人美容師 頭の皮を剥ぎ取ります」。。。 | 怒りくまのブログ(仮)

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気が向いた時、だらだら書いてます
一部、ネタバレもあるのでご注意を

今回は"dTV"でこちらの作品を鑑賞!

 

【殺人美容師 頭の皮を剥ぎ取ります】

 

自分の容姿にコンプレックスがある?

または単純に髪の毛フェチなのか?

他人の髪に異常なほど執着するクレア

趣味と実益?美容師をしてる傍らで

睡眠薬で客を眠らせ頭皮ごと髪を奪い

天然物の"人皮人毛ウイッグ"を制作

それを被ることで美しさだけではなく

幸せな人生までも奪った気になる?

レザーフェイスも驚く性癖の持ち主で

 

(頭皮をメリメリと剥いで)

 

(私って綺麗。。。)

 

ま、髪の毛の扱いに関しては妥協無く

彼女にとって美容師はまさに天職?

そんなクレアを頼り知人のオリビアが

結婚式のためのヘアメイクを依頼し

オリビアの身の上話に共感する一方で

似た境遇の彼女だけが何故幸せに?

妬みと憎悪がふつふつと沸いたクレア

その衝動を抑えるために髪が必要?

カフェの店員を行きずりで襲うけれど

 

(うあ!起きた!)

 

抵抗する相手に恐怖を感じたクレアは

女性を滅多刺しにして殺してしまい

心境の変化?何故だか深く後悔。。。

これまで集めた頭皮を地下室に封印

普通の人生を歩むと決意したクレアは

シンパシーを感じるオリビアに接近

仲良くなろうとし過ぎていつしか依存

相手にとっては迷惑?ウザイ?だけ

度を越したクレアの行動にオリビアは

 

(さすがにキレた?)

 

そして遂にクレアの依存は限界突破!

オリビアの留守中に家に侵入すると

彼女の下着を身に着けて「はぁはぁ」

どこの変態紳士だよ!な行動に出る

が、それで心が満たされるワケはなく

地下室の封印を解いてしまうクレア

しかし感じる幸せも髪も"他人"のもの

鏡に映る自分はそれを被っても自分

元々病んでいた?精神は完全に崩壊!

 

(また行きずりで殺し。。。)

 

(今回はバッチリ!)

 

そしてオリビアの結婚式の日がくる

ひとりぶっ殺してスッキリしたのか?

落ち着いてる様子のクレアは教会へ

依頼された通りヘアメイクをこなして

粛々と挙式の準備が進んでゆく中で

オリビアと二人きりになったクレアは

感極まって涙。。。とは少し違う?

クレアはオリビアの手をしっかり握り

 

-ラストシーン-

数多くの友人や親族が祝福する中で

新郎が花嫁のベールをあげると。。。

 

(満面の笑みを見せるクレア!)

 

まさに幸せの絶頂!のクレアをよそに

裏でオリビアに"何が起きた"のかは

言わずもがな?誰もが想像できたのか

泣き叫び教会から逃げ出す友人たち

彼女に何をした!と声を荒げる新郎!

阿鼻叫喚の地獄絵図な様子を目にし

クレアの表情が陰って?エンドロール

 

(胸によぎるのはどんな想いか)

 

言葉にしがたい劣等感を抱える女性が

殺した相手の"髪"を奪って被る事で

容姿と幸せを手に入れた気持ちになり

心の均衡を保つ?満足感を味わう?

そんな女性がひとりの女性に依存して

最悪の結末を迎えるまでを描く本作

 

タイトルやジャケ、あらすじを読むと

レザーフェイス的なヤバい殺人鬼が

カツラ欲しさに殺人を繰り返している

そんなイメージ?内容を期待したら

どす黒い嫉妬や妬みや憎悪が渦巻いた

とんでもなく重い内容でビックリ!

 

確かにクレアは変態殺人鬼なのですが

そのきっかけは特別な物ではなくて

"自分だけが何故?どうして?"という

誰もが感じているコンプレックスや

依存する気持ちや欲望なのもあってか

単純なホラー的な怖さとはまた違う

得も言われぬ不気味さも感じましたね

 

クレアが欲したのは髪か?幸せか?

頭の皮を剥ぐシーンは残酷とはいど

それほど多くは無いし生々しさも無く

グロが苦手な方でも大丈夫?なので

気になった方はぜひ一度です!(^^♪

 

知らんぷり