「パラレル 多次元世界」。。。 | 怒りくまのブログ(仮)

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気が向いた時、だらだら書いてます
一部、ネタバレもあるのでご注意を

今回はレビューを読んで気になってた

こちらのSF作品を鑑賞してみました

 

【パラレル 多次元世界】

 

デヴィン、ノエル、リーナ、ジョシュ

アプリの制作会社を共同経営しつつ

シェアハウスで共に暮らしてる4人は

借家の中で"隠し部屋"を偶然発見!

そこには隠し部屋に身を潜めた女性が

うり二つの住民女性を監視していた

なんかよく分からない痕跡が残されて

部屋の一角には大きな"鏡"が鎮座!

それもそれは普通の鏡ではなく。。。

パラレルワールドに繋がる移動装置

 

(飛び込めば即!向こうへ!)

 

で、知的好奇心にあふれる若者たちは

"向こう側の世界"に興味津々?調査!

・鏡の位置や角度が変わると切断

・飛び込むごとに違う世界に繋がる

・手を繋いだ者同士は同じ世界に飛ぶ

・戻って来るのは必ずこの隠し部屋

・向こう側の世界は時間の進みが遅い

文化や学問など微妙に差異があったり

他にも細かい違いはあるようだけど

あくまでもパラレルで異世界ではなく

 

(向こうにも自分たちが存在)

 

いろいろツッコミどころはあるけど

後の展開のためという事でご容赦を?

で、こちらの世界との時間差を利用

クライアントの依頼を短期でこなして

会社の信用も実績もうなぎのぼり?

世界は違えど"自分の物は自分の物"と

他の世界の自分の財布やらカードで

買いまくった物をこちらへと持ち帰り

物だけではなくノエルは学者の技術

リーナも画家の絵をパクって盗用する

 

(他人の絵で個展を開き。。。)

 

そっちこっちの世界で女性をナンパ

モテモテなジョシュなんて可愛い方?

こちらの世界には無い技術や絵画で

一儲けし注目を浴びるノエルとリーナ

そんな中で冷静に対応するデヴィン

鏡の元の持ち主?の女性が残していた

記録や資料でだいたいの状況を把握

女性は亡き夫が生きている世界を探し

その世界の自分を殺し入れ替わった

が、次第に精神を病んでいったようで

 

(そう思ったのも最初だけ?)

 

女性について冒頭で少し描かれたけど

そんな話は置いておいて(←おい!)

他の世界を満喫していたジョシュだが

女性の彼氏に撃たれて命を落とす!

このままじゃマズい?仕方なく三人は

ジョシュの死体を他の世界に投棄し

その世界のジョシュが寝てる間に拉致

こちらの世界のジョシュと入れ替え

。。。なんだかややこしいな(^▽^;)

起きたジョシュbは違和感を感じるも

 

(金を貰って違和感も吹き飛ぶw)

 

ま、それで済んだら映画にならない?

ここからいろいろと破綻しはじめて

ジョシュbは世界に馴染めず病み始め

何かを企んで暗躍しているノエルは

各世界の最新技術を盗んでは持ち帰り

リーナは他人の絵で成功することに

虚しさを感じデヴィンに慰めてもらう

が、その直後にデヴィンが姿を消し

滞在先を訪ね消えた事を問い詰めると

Hしたのも覚えてないし何のこと?

 

(本当ですw)

 

二人の関係をよく思わないノエルが

こちらの世界のデヴィンを殺害し

ジョシュと同じように処理した事を

瞬時に悟ったリーナは絶望。。。

一方、違和感の原因を聞き出すため

ノエルを訪ねたジョシュbだが

言い争ううちにヒートアップすると

持ってきていた銃でノエルを撃つ

と、そこに鏡から別のノエルが出現

困惑するジョシュbを射殺すると

 

(瀕死のノエルをノエルが射殺)

 

どうやらジョシュbが撃った方は

手伝わせるために他から連れてきた

"ノエルb"だったようで。。。

って、ほんと紛らわしいよね(゚Д゚;)

そこに運悪く?やってきたリーナ

現場の状況は理解できないけれども

ノエルが元凶なのは理解できた?

するとリーナに銃を向けたノエルは

こんな状況だというのに愛の告白

更にかき集めた技術や品々を披露し

 

(エジソンに失礼だろw)

 

全て盗用で何も発明してないのに

現代のエジソンとか盗人猛々しい?

そんなノエルを拒絶したリーナは

逃げるも隠し部屋に追い詰められて

あの鏡の前でリーナに迫るノエル

と、そこに駆けつけたデヴィンbが

ノエルの肩を撃ってリーナを救出

撃たれたノエルは咄嗟に鏡の中へ!

向こう側で治療し戻るノエルだが

転送中にリーナが鏡の角度を変えて

 

(ノエルは縦に真っ二つ!)

 

ノエルの死体を処理したリーナたち

どう処理したのかは不明ですが?

後腐れないように鏡も割り木端微塵

他の世界からノエルが持ち込んだ

高度な技術や装置は各専門家たちや

有効利用できる機関に匿名で寄付

新天地を目指し車で旅立つ二人だが

途中のスタンドに寄ったところで

リーナはトイレの鏡の前に立ち。。。

で、戻った彼女の様子が少し変?

 

(ん?直前の記憶が無い?)

 

あ、ちなみにジョシュbのように

他の世界からこちら側を映す映像は

少し"歪んだ映像"になるんですよ

最後のリーナの映像もそれで。。。

もしかして彼女はリーナbか?(-_-;)

モヤッとしたままエンドロールへ

 

4人の若者らが偶然見つけた"鏡"は

"パラレルワールド"に繋がる鏡!

破格の富をもたらす鏡に魅了されて

その欲望は制御できないまま暴走

自業自得?陰惨な結末を迎える本作

 

ってか、"鏡の正体"は何なのかも

どこから来たのかも描かれないのと

パラレルワールドの設定周辺が

ザックリとしてユルい感じもしたり

ラストがモヤモヤする終わり方で

「察しろ!」な作品が苦手な方には

ちょっとオススメできないかも?

 

ただ、パラレルワールドを巧み使い

最大限に利用するアイディアや

欲に溺れて破綻してゆく登場人物の

人間関係や精神面の脆さなどを

うまく描いているところには感心し

思わず唸ってしまう場面も多く

画的な派手さはまったく無いなかで

ラストの人体真っ二つの描写は

スローでしっかり倒れた後まで映し

かなりグロくてニヤリとしました

 

一方で前の住民である女性について

冒頭で映す以外はほぼ説明されず

どうせ鏡の出自などを謎にするなら

女性の存在もいらなかった気が?

ま、そのおかげで活きる部分もあり

バッサリ!とはいけないのかも

 

「ダークレイン」「パラドクス」と

独特の世界観で楽しませてくれる

イサーク・エスバン監督の作品

今回は脚本家さんは違うようですが

それでも十分に見応えがあったので

少し捻ったSF映画が観たい方は

機会があればぜひ一度です!(*^^)v

もちろん期待はしないで下さいね

 

脳みそ