「ハード・ヒット 発信制限」。。。 | 怒りくまのブログ(仮)

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気が向いた時、だらだら書いてます
一部、ネタバレもあるのでご注意を

今日はTwitterでオススメして頂いた

コチラの作品を鑑賞しました

 

【ハード・ヒット 発信制限】

 

 

大手銀行の支店長ソンギュは

学校へ行く子供たちを車に乗せ出勤

それを見送った妻のヨンスは

玄関前に置かれた荷物を受け取って

なんてことのない日常の景色

が、何故か車内に置かれてた

見覚えのないスマホに着信がはいり

そんな平和な日常が一変する

"運転席の座席の下に爆弾を仕掛けた

立ち上がれば爆発する。。。"

なんてそれは謎の人物からの脅迫!

確認するとその言葉の通りに

 

(冗談やウソではない。。。)

 

起爆装置を持っているという犯人は

どこにも連絡するなと念押し

9億6000万ウォン現金で

17億2600万ウォン指定口座へ

かなりの高額を要求してくる

ここでソンギュに副支店長から電話

どうやら彼も同じ状況らしく

合流すると助手席の副支店長の妻が

車から降りる!と騒いでいて

副支店長の妻が車から降りた瞬間!

彼の車がドカン!と吹き飛び

その破片がソンギュの車に飛び込み

 

(深い傷からは大量の出血!)

 

後部座席の息子ミンジュンが負傷し

慌てるソンギュと娘のへイン

病院へと懇願するソンギュに対して

死んだ副支店長の金を加算し

口座分を34億5600万ウォンにする

そう冷酷にも告げてくる犯人

 

ソンギュは"嘘の出資話"を吹聴して

VIP客から出資金をかき集め

それを口座に振り込むが足りず。。。

と、ここで犯人は妥協案だと

現金を妻に持ってこさせるよう指示

電話で事情を聞いたヨンスは

受け渡し場所へと現金を持ち向かう

ソンギュも近くに駆けつけて

受け渡し。。。と、なったその時!

 

(駆けつけた男らが若者を捕縛!)

 

犯人らしき若者に群がる警察

どうやらヨンスが通報してたようで

しかし若者は犯人ではなくて

「余計な事をしてくれたようだな」

そうソンギュに伝えた犯人は

3.2.1.で起爆装置を起動しドカン!

が、爆発したのは車ではなく

取引き現場近くのビルの一部。。。

 

その場から移動するソンギュ

「まだ借金の一部も受け取ってない」

そう犯人から冷淡に伝えられ

一方で本格的に警察が捜査を開始し

すぐに容疑者と目を付けられ

ソンギュの車は取り囲まれてしまい

ここで犯人はソンギュに対し

"ソンギュが"爆弾を仕掛けたように

そう相手が勘違いするように

受け答えするようにと指示を出して

その体で会話をするソンギュ

 

(指示通りに受け答え)

 

そのうえ自宅を捜索した結果

爆発物を作る材料の入っている箱が

発見されたとの情報が届いて

ヨンスが受け取った荷物がそれ。。。

犯人の用意周到な計画と判断

それによりソンギュは犯人とされて

 

と、爆弾処理の隊員が近づき

隊員にソンギュはアイコンタクト!

犯人と繋がるスマホを見せて

これで話が好転すると期待をしたが

犯人はすぐに気づかれて失敗

つまり犯人はすぐ近くで見ている?

ソンギュはスマホのマイクを

クラクションに近づけ。。。鳴らす

すると野次馬の中のひとりが

おかしな反応をしているのが見える

それと同時に犯人が喋り出し

常に最善を尽くすのがお前の弱点と

「6年前の事を忘れたか」

と言われたソンギュは心当たりが?

 

その時!警察が通信を遮断!

ひとまず起爆装置での爆破を阻止し

爆弾処理の隊員が車に近づき

一度座ると爆発するタイプの爆弾を

運転席と助手席で確認。。。

ただ、後部座席は爆弾が無いようで

ミンジュンは無事に保護され

次にへインも車から出ようとしたが

狙撃手がいるのを目にすると

パパを守るためにと助手席に座る!

 

(気丈にも自ら爆弾の上に座り)

 

ソンギュとしては最悪の選択

それは犯人にとっても想定外のもの

隊員たちが一度車から離れて

狙撃手の配置についてもめていると

"ソンギュの弟"を名乗る男が

兄を説得すると警察に接触してくる

警察はそれをうのみにすると

男はソンギュとへインの側へ。。。

もちろんその男こそが犯人!

「余計な事を」と吐き捨てる犯人を

グッ!と掴んだソンギュは

このままだとお前も死ぬぞと脅すが

犯人は6年前に全て失ったと

 

(やはり6年前に何かが。。。)

 

と、ここで犯人は今後の行動を指示

ソンギュが娘を解放した体で

自分はへインを連れて車を離れると

当然それは助けるのではなく

へインを人質にするためのもの。。。

そして二人が車から離れた後

ソンギュは警察の包囲を強行突破し

金を工面し口座に振り込めと

もし逆らえばへインの命もないうえ

車の時限爆弾が爆発すると

 

(もうひとつ爆弾が。。。)

 

二人が車から離れると同時に

バリケードを突破し逃げるソンギュ

すぐに部下に電話をかけるが

嘘の出資を募っていたのが既にバレ

横領として訴えると返答され

ここでソンギュはヨンスに電話して

受け渡す予定だった現金を

犯人が指定した口座へと振り込ませ

振り込んだと犯人に連絡!

と、"チャンホ繊維"を覚えているか

そこに来いと命じられて

 

6年前、チャホン繊維、その言葉に

事の全てを思い出すソンギュ

当時、別の支店にいたソンギュは

出世のため不当な勧誘を行い

多くの投資を募った挙句に損をさせ

自分たちだけは儲けを得て

そのために命を絶った者もいたとか

後に被害者組合もできたが

最高裁の判決は銀行の勝利で終わり

 

(とんだクソ野郎でした)

 

今回の一件は全て自業自得

ソンギュは指定された場所へ向かい

一方、被害者組合から犯人に

大量の"資金援助"があったと電話が

「金は何とかすると言ったでしょ」

どうやら犯人の真の目的は

銀行との裁判費用をねん出するため

しかし最高裁の判決が出た今

どうするんだと困惑する被害者組合

それでも大丈夫と話す犯人は

電話を切る直前に通話の相手に対し

何か覚悟を感じる別れを告げ

 

(まさか犯人は。。。)

 

そしてクライマックス

指定された埠頭に到着したソンギュ

犯人の車にはへインの姿が

車を横付けしたソンギュはへインに

自分自身の罪を告白し謝罪

別れの言葉を告げて。。と、ここで

犯人がソンギュの隣に座り

どうしてこの場所を指定したか語る

 

ここは彼の妻が死んだ場所

被害者のひとりだった犯人の妻は

お腹の子と共にここで自殺

被害者組合に十分な裁判費用も入り

思い残すことはない犯人は

ここでソンギュと死ぬつもりらしく

車を海に落とすよう命じる

が、罪を償いたいというソンギュは

自分が裁判で証人になると

死に急ぐ犯人を必死に説得するが

 

(死んだら元も子もない?)

 

(許せないからの犯行ですからね)

 

そんな説得が通用する相手ではなく

時限爆弾の残り時間も僅か

ソンギュは覚悟してアクセルを踏み

そのまま車は埠頭から海へ

落ちた瞬間に犯人は意識を失ったか

ソンギュは起爆しないよう

座席とハンドルに物を挟んで脱出し

ここで時限爆弾がドカン!

朦朧としつつ水中を漂うソンギュを

駆けつけた警察が救助して

 

-ラストシーン-

罪を認め償う覚悟を決めたソンギュ

被害者組合の力となり

裁判で事の全てを告白すると表明し

で、エンドロールへ

 

"爆弾事件"の被害者となった主人公

愛する子供たちも巻き込み

犯人に言われるがまま金を工面。。。

しかし事態は意外な方向へ

犯人の目的は?主人公を狙う動機は?

ジリジリと手に汗握る展開

追う警察との激しいカーチェイス!

散りばめられていた伏線が

次々と回収されてゆくたび膝を打ち

切ない結末を迎えるこの作品

 

主人公が過去に犯した許されない罪

そして犯人の悲しみと怒り

一見幸せそうに見える主人公家族の

関係性なども盛り込んで

丁寧に描かれた人間ドラマが秀逸で

さすがは韓国映画?(^▽^;)

 

ま、警察の鈍さや銀行のユルさなど

ツッコミどころもありますが

それは社会風刺的なものなのかな?

なんて思えば許容範囲内?

問題はちょっと詰め込みすぎていて

100分ほどの作品なのですが

そんな短い時間では描き切れない

薄っぺらく感じる部分もあり

ちょっともったいない気がしました

それでも普通に鑑賞できる

なかなか楽しめるサスペンスでした

気になったかたはぜひ(*^^)v

 

オススメして下さったアズマさん

今回もありがとうございました!

 

🚙