「ウィッシュ・ルーム」。。。 | 怒りくまのブログ(仮)

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気が向いた時、だらだら書いてます
一部、ネタバレもあるのでご注意を

さっそくですが今日観た作品はコチラです

 

【ウィッシュ・ルーム】

 

不妊治療や都会に疲れた心身を癒すため
田舎に越してきたマット、ケイト夫婦
購入した家は古びているけど広さも十分
が、ひとつ普通じゃない設備
それは。。。望んだものが何でも出てくる
ちょっと不思議なお部屋!
どんな理屈で何が目的か分かんないけど
奥にある装置がゴンゴン起動すると
モノが出てくる仕掛けのようで
「せっかくだから。。。いいよね?」
なんて欲望のまま望みを叶える二人
するとケイトは"禁断のアレ"を望んで。。。
 
(何から何まで謎の装置に。。。)
(ずっとほしかった赤ちゃんを望む!)
 
赤ちゃんの誕生に喜ぶケイトだが
「それはダメでしょ」と意外と冷静なマット
部屋の秘密を探ろうと家屋を探索
張り巡らされた無数のケーブルを発見!
「家全体がまるで3Dプリンター」
というマットのセリフは的を得ている?
更に前の住人夫婦は殺されて
容疑者である謎の同居人"ジョンドゥ"
医療刑務所に入院してると知り
秘密を聞き出そうと訪ねたマットに
「満たされない人間より怖いのは?」と問い
 
(過ぎたるはなお及ばざるが?)
 
それも部屋がもたらしたものは全て虚構
家から出すと一瞬で灰になると
ただ、消えるのではなくあくまでも劣化
浦島太郎のような感じ?(^▽^;)
シェーンと名付け可愛がる赤ちゃんも
家から出れば失われてしまう
その事実をケイトに話したマットだったが
「いみわかんないんだけど?」
とか納得できないケイト赤ちゃんを外へ!
マットがすぐ二人を家に引き戻すが
一瞬とはいえ外に出たためか?
他のものと同じように外に出たシェーンは
 
(赤ちゃんから少年に。。。)
 
成長に伴い言葉を話し知識も得たよう?
。。。なんか無理あるけど(-_-;)
ケイトは外は怖いウイルスがいるから
外に出てはダメときつく教えるが
子供のシェーンは外の世界に強く憧れ
ワガママを言うシェーンに
育児疲れもあってか?キレるケイト!
そして静かに全てが狂いはじめる
マットは自分の部屋にこもり
ケイトはシェーンが外に出られないように
家中の窓やドアを板と釘で塞ぎ
あの部屋の秘密を知ったシェーンは。。。
 
(家の中に外の世界を構築!)
 
「子供の想像力は凄い」と感心するケイト
しかしマットはその想像力に恐怖
思考や欲望の制御をできない子供が
何を望み何を生み出すか。。。
そこに入院してるジョンドゥから電話が!
今の状況を知ってる口ぶりの彼は
シェーンが外に出ても劣化しないように
現実の存在にする方法があると
「。。。望んだ者が死ねばよい」
そう、元は彼自身も"虚構の存在"だった
しかし彼を望んだ前の住人夫婦は
愛する息子を現実の存在にするため。。。
 
(彼が殺したのではないのね。。。)
 
シェーンを現実の存在にするには
部屋に彼を望んだケイトが死ぬしかない
絶望し家を飛び出したケイトは
もういっそのこと自分が死ねばと。。。
事情を知らないシェーンは
マットがママを追い出したと責め
ぶちキレたマットはシェーンに全てを告白
「お前は人間じゃない!虚構だ!」
と、マットはすぐに謝りケイトも戻るが
幼いながらあの部屋の秘密を知り
マットの言葉の意味を理解したシェーンは
外へと飛び出し。。。戻ると
 
(少年から青年に成長した!)
 
青年となったマットは夫婦を挑発!
シェーンとマットが掴み合いの喧嘩となり
巻き込まれたケイト頭を打ち気絶
ここから斜め上ゆく展開に
気がついたケイトの前にはマット
シェーンは死んだと彼女に告げて。。。
すると、愛してるとか急に言い出し
胸をまさぐりHしようとするマットに違和感
思わず突飛ばしたケイトに彼は
「ママ。。。愛してるのに」
それはマットではなくシェーン!
ケイトを押し倒して。。。やっちゃった?
 
(ハァハァ。。。な展開w)
 
ケイトはマットとの子供を望んだワケだし
成長すれば似てきて当然?(◎_◎;)
それを利用し?シェーンは外へ出て成長
マットのフリをしていたワケですな
一方でハッ!と目覚めた本物のマット
ケイトを探して家中を右往左往
何かに気がつき。。。あの部屋へ!
そです、ケイトたちがいる"家"があるのは
シェーンが望み生み出した世界!
駆けつけたマットはケイトを救出
しかしシェーンの妄想が構築した世界
常識が通用する世界ではなく
 
迷路のような家を飛び出して
現実の世界への扉へ急ぐマットとケイト!
その後を叫びながら追うシェーン
追いかけっこは現実に戻っても続いて
玄関で追いつかれたマットは
「外に出ればシェーンは劣化して消える」
そう考え刺されながらもタックル!
転がるように外へ出たシェーンは大慌て
家に戻ろうと。。。するが
玄関のドアをケイトは中から閉じ。。。
「ママ。。。助けて」
そんなシェーンの悲痛な声に涙するケイト
 
(しかしそのまま朽ち果てて。。。)
 
-ラストシーン-
呪われた家を引き払い出たマットとケイト
望むものは手に入らないが
普通で平凡な日々へと戻って。。。
数か月後
ケイトは自身の妊娠を知りゾッとする
。。。子供は誰の子?( ̄▽ ̄;)
で、エンドロールへ
 
引っ越し先で何でも手に入る装置を発見
酒池肉林?子供も手に入れ
ハッピーエンドが待ってる。。。事は無く
残酷なラストを迎える本作
あの装置は誰が何のために作ったのか
何も分からないまま終わるけど
装置の起源は物語に絡んでないので
分からなくても問題はない?
むしろラストで妊娠したお腹の子供が
誰の子なのか気になりますよね
ま、そんな謎が謎を呼ぶ展開なんかより
そこに至るまでの過程や
描かれている人間の欲深さに
なんとなくゾッとさせられちゃいましたよ
「暇な富豪が1億円くれないかな」
とか言ってる私には耳が痛い?(-_-;)
男女や子供がいるいないなど
観る人によって感想が変わりそうな本作
気になった方は観てみては?
 
赤ちゃん