「禁断の惑星(1956年)」。。。 | 怒りくまのブログ(仮)

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気が向いた時、だらだら書いてます
一部、ネタバレもあるのでご注意を

気になる10月の新作もあらかた鑑賞し終えて
ここしばらく仕事が忙しいのもあり
お茶を濁す"日記"の更新が続いていましたが
今日は時々思い出したように観たくなる
こちらの名作を何年かぶり?に鑑賞しました


【禁断の惑星(1956年)】

 

1956年制作の超有名SF映画なので

タイトルをご存知の方が多いと思うのですが

ザックリ内容をネタバレすると

 

人類が宇宙に進出した遥か未来

20年前に行方不明となった宇宙船の捜索に

遠い惑星へ飛んだアダムス船長とクルー

しかし、生存者は博士とその娘アルタだけ

他には何故か鹿や虎なんて野生生物。。。

そして、博士が惑星で作り上げたと話す

料理から戦闘までこなしちゃうスーパーロット
"ロビー・ザ・ロボット"
 

(翻訳機能付きですw)

(人を襲わないよう安全装置も完備!)

 

博士の話によると、他の乗組員たちは全員
"得たいの知れない惑星の力"
により引き裂かれ、無残な死を遂げたとか

じゃあどうして博士と娘は無事なの?

何故に遠いこの惑星に鹿や虎がいる?

なんて疑問はここではスルー(笑)

地球との"通信施設"を建設する船長たち
 

(当然?ロビーもお手伝いw)

 

その後、博士は船長に惑星の秘密を披露

かつて惑星には高度な文明が存在!

宇宙空間をも自由に移動できるほどで

人類誕生前の地球を訪れた事もあり

あの虎はその時に連れ帰った生物の子孫

地下には今も機能する大規模施設があり

無数の原子炉で動き続けているらしく
 

(脳内イメージを3D映像で投影)

 

で、博士はその技術によって"知能"倍増!

あのロビーも文明の英知の一端だとか
一方で見えない"何か"が宇宙船を襲撃

するのですが。。。その"何か"が

バリアに当たり一瞬浮かび上がるとか

足跡がベタベタ残る演出が巧いんですよ

その足跡から石膏で足形を取り。。。
 

(よく見ると牛みたい?)

(サイズ感がイマイチ分かんないw)

 

ま、他にもいろいろとあって(爆)
アレは"イドの怪物"だと語る博士によると

高度な文明を持った人々は最終的に

"肉体からの解放"を目指したらしく。。。

精神だけの存在になるのには成功したが

誰もが持つ憎悪など潜在意識が怪物化

一夜にして文明を滅ぼしたんだとかで
 

(イドです。。。イデじゃないですw)

 

とはいえ、それは20万年前のお話し

「じゃあ何故に今?」なんて疑問の答えは

博士と共に惑星に来たクルーたちを殺し

今まさに襲ってきているイドの怪物は

"博士の潜在意識"が生み出したもの!

知能を倍増させた博士と施設が感応?

原子炉の無限のエネルギーを吸収し。。。
 

かつてのクルーも船長らも惑星の秘密

地球に報告しようとしているため

娘のアルタも父親の博士に逆らって

地球に行きたいと言い出したため

意に反する者たちを"憎む博士の心"

高度な文明をも滅ぼした怪物を生んだ

。。。一番恐ろしいのはやはり人間?(^▽^;)

 

(天才の博士も気づかなかった。。。)

 

愛する娘に迫りくるイドの怪物に

「やめろー!」みたいに立ち向かう博士!

が、自分の潜在意識を破壊することで

博士自身が命を落とす結果となり。。。

惑星の自爆装置を起動させて

クルーやアルタと宇宙船で飛び立つ船長

宇宙船の操縦もこなすロビーのおかげで

間一髪で爆発に巻き込まれずに済み

(自分で言ってるしw)


めでたし、めでたし。。。THE END

 

スタートレックの10年前?

スターウォーズの20年前?

後の作品に多大な影響を与えたという本作

人間の潜在意識だなんて深いテーマは

少し難解なようにも思えるのですが。。。

意外と?分かりやすく伝わるのもあって

難しく考えずに楽しむことができるんですよ

そんなストーリーはともかく(←おい!)

やはり私的な見所はロビーとイドの怪物!

翻訳の影響か?「天才ですから」とか

字幕のセリフがなんか面白いロビー

ヨチヨチ歩く姿がなんとも可愛らしく。。。

"安全装置"の設定もちゃんと意味があって

イドの怪物を攻撃しろと命じられても

博士の潜在意識であるため攻撃できない

そんなシーンがあったりするんですよ

そして、"意識"という目に見えない存在が

人を襲うという設定のイド怪物は
足跡だけが残るその演出などもあって

妖怪ハンターの「闇の客人」の中に登場した

"来訪神"のようでもあるんですよね

ま、常世とか異界とか呼ばれる世界は

どこかの惑星である可能性もあるので。。。

イドの怪物のような恐ろしい存在が

神として地球を訪れる可能性もある?

なんてどうでもよい妄想も膨らむこの作品

サクッと観れてしまうので

気になった方はオススメなのでぜひです!

 

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