「ゴースト・ストーリーズ:英国幽霊奇談」。。。 | 怒りくまのブログ(仮)

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気が向いた時、だらだら書いてます
一部、ネタバレもあるのでご注意を

さっそくですが今日観た作品はコレ
【ゴースト・ストーリーズ:英国幽霊奇談】


心霊現象や霊能力者を客観的に検証
真実を暴く心理学者キャメロン博士
そんな博士が行方不明となり。。。
で、子供の頃に彼の番組を観て育ち
同じ道へと進んだグッドマン教授は
偽物らの嘘をことごとく暴いて有名に


(全ては脳が見せる幻。。。)
そんな教授に博士から郵便物が届き
田舎町の外れに住む博士を訪ねると
多くの超常現象を否定してきたが
どうしても説明できない現象があり
その三件の超常現象を調べ真実
突き止めて欲しいと依頼される教授


(信念が揺らぎ始めている様子。。。)
CASE1
意識はあるも身体が全く動かなくなる
閉じ込め症候群の娘を持つという
元夜間警備員のマシューズ。。。
深夜に曰く付きの廃病院を警備中
怪しい気配や不気味な声を聞いて
更には少女の霊に出会い触れられ


(病床の娘への思いが幻を見せた?)
CASE2
普通ではない空気が漂う自宅内で
常に怯えているリフキンド。。。
親の車を無免許で運転中に森の中
ヤギの頭を持つ異形の者に激突
何かの気配に恐ろしくなり右往左往
森をさ迷い遂に巨大な何かに捕まり


(恐怖に木々が人型に見えた?)
二つの案件の調査を終えた教授は
どちらも脳が見せた幻と結論。。。
が、教授自身もリフキンド宅では
古いトンネル側に少年三人が佇み
パーカー姿の少年が遠目に見る
見覚えのある薄気味悪い絵を目撃
車に乗る自分自身を見たり。。。


(何かを暗示している絵なのか?)


(車内で苦しむ自分自身を目撃。。。)

CASE3
身重の妻が出血して入院している
超セレブの投資家プリドル。。。
妻が入院後おかしな現象が起き
仕舞いには妻に姿をした霊が出現
そこへ妻が死んだとの知らせが
と、そこまで話をしたところで突然
プリドルは手にした猟銃で自殺!


(虫の知らせって事でしょうか?)
で、報告のため博士を訪ねた教授
結論はどの案件も脳が見せた幻
すべては茶番だと博士を攻めるが
「目に見えるものが真実と限らない」
そう言って顔をベリベリ剥がす博士
博士のマスクの下はプリドルの顔!


(やぁ、ビックリしたかな?)
プリドルは壁を壁紙のように破って
現れた扉から教授をその先へ。。。
そこには絵に描かれたトンネル
ここで教授の過去の記憶が甦り

絵の三人の少年のひとりは教授で
他の二人にいじめられていたが
そこへパーカー姿の少年が現れ
いじめっ子は彼を無理にトンネルへ
と、急にパーカーの少年に異変が
喘息の発作で動けないその様子に
二人の少年も教授も逃げ出し。。。
パーカーの少年は死亡してしまい


(言い訳すんな。。。)
自分に責任はないと言い訳をする
教授をよそにプリドルは消えて
その時!突如パーカーの男が出現
悪かったと謝る教授の服を剥ぐと
下には入院患者用の服を着ていて
次に背景をベリッと剥がすと。。。
いきなり病院のベッドが出現する


(はい!ジャジャーン!)
ラストシーン
場面は突然ここで病院へと変わり
体に様々な機器を付けられた教授
と、そこへ研修医のリフキンドと
指導医のプリドルが入室して診察
自殺未遂で閉じ込め症候群となった
教授をずっと治療しているようで


(ああ、そういうパターンね。。。)
はい!皆様の予想通りかもですが
全て体は機能しないけど意識のある
閉じ込め症候群の教授が見ていた幻
だから登場人物はベッドで目にする
リフキンドとプリドルなワケでして
最後は清掃員のマシューズが病室を
掃除したところでエンドロールへ


(全ては教授の見ていた夢?)
途中でなんとなくオチが見えてしまい
その通りのラストを迎えるのですが
さすがは英国産のホラーだけあって?
陰鬱で薄気味悪い映像が淡々と続き
霊もパッと出て脅かしスーッと消え
メイクも無駄にグロいとかもなく上品
静かな中で音と気配を感じさせ。。。
オチが分かってからも魅せてくれる
上質のゴーストストーリーでした!
ドッタンバッタン大騒ぎするだけの
アメリカン幽霊とはまた違うんですよね
もちろん役者さんも英国の方ばかり
プリドル役は「ホビット」のビルボ役や
ドラマ「SHERLOCK」のワトソン役の
マーティン・フリーマンが演じていたり
なかなかに豪華だったりして。。。
ってか、コレ劇場公開作品ですから
それも納得なのかもしれませんな(笑
なんてのはともかくホラー映画として
しっかりと楽しめる良作のこの作品
派手さは無いけどオススメなので
気になった方は観てみてはいかが?

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