「最近どうも観たいと思える作品が無い」
なんて毎度言ってる私ですが
いよいよ本気で観たい作品が無くなり
仕方なく借りてきた作品がコレ！
【ヘル・トラップ】
ジャケに描かれた無人島にデカイ蜘蛛と
つい手が出てしまいそうな感じですが
何故か私の地雷センサーが反応しなくて
スルーしていた作品なんですが。。。
第二次世界大戦が激化する中
ユダヤ人のピエール君は疎開するため
ナチに殺された姉の彼氏フランクとアメリカへ
ところが飛行機が大西洋に墜落し。。。
流れ着いたのは謎の無人島
とにかく生きるためには水が必要だと
水場に近づいた二人は落とし穴にドスン！
誰が掘ったか分からないデカイ穴には
白骨化した人骨やらが散乱していて。。。
（劇中死体はこの一体のみ）
そんな穴の壁に鉄の扉を見つけた二人
恐る恐る扉の中へと入ってみるとそこには
埃を被った実験器具や謎の装置
そして鉄の棺の中に眠る氷漬けの女性！
女性に殺された恋人の姿を重ねたフランクは
早く島を出ようと急かすピエールをよそに
彼女を棺から出そうと散乱する書類を物色
書斎で円筒型のレコードを発見し。。。
それを再生した時全ての謎が解ける！
（この時代にコールドスリープとは）
使用人の女性に惚れたエドヴィーゲ博士
しかし女性は別の男性に恋をしてしまい
捨てられた挙句に毒を飲み自殺。。。
そんな彼女をなんとか救いたい博士は
体に毒が回らないよう彼女を冷凍保存！
解毒剤を作るためこの島に移住しのだとか
ところが、無事に解毒剤が完成したものの
博士が何らかの理由で命を落とし。。。
あとは目覚めた彼女に解毒剤を飲ませれば
二人は結ばれたはずなのに。。。
（このシーン何故かイラスト。。。）
と、ここで極限状態が続いたためか
フランクの様子がちょっとおかしくなる
「彼女を助けるためには犠牲が必要だ」
なんて意味不明なことを突然言い出すと
棺の下の水槽にピエールをドボン！
が、ピエールも解毒剤を奪い抵抗し。。。
結局最後はフランクが水槽にドボン！
ピエールは外へ出るとそのまま島を去る
残されたフランクの目の前で目覚める女性
しかし解毒剤はピエールが。。。
（切なくも悲しい。。。のか？）
ラスト、波間を手漕ぎボートで漂うピエールが
解毒剤を海へと放り投げ。。。THE END
ただ二人が右往左往するだけの映像と
よくわからない回想シーンを延々と垂れ流し
やっと島の謎が判明したかと思えば
誰も救われないし意味が分からないラストへ
だいたい、デカイ蜘蛛なんて出ないし。。。
ってか、フランクが女性に執着したのかはともかく
何故、解毒剤が無いと女性が死んでしまうのに
ピエールは解毒剤を持ったまま島を去ったのか
そのあたりの心理がまったく理解できないです
別に危害を加えられたわけでもないのに。。。
作り手は何を描きたかったんでしょうね？
そんなわけで、面白く無いしツッコミどころも無い
つまらない不発の地雷作品でした！
これはスルーした方が正解ですよ(;´Д`)ノ