日経平均の終値がバブル崩壊後高値、2023年7月3日以来 半年ぶり更新-米金利上昇が一服。 | Takayukiのブログ

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【昨日の米市場と本日日本市場】
《昨日》
NYダウ37,683㌦(△216)△0.58%
NASDAQ14,843㌦(△319)△2.20%
WTI原油先物70.81㌦(△0.04)△0.06%
・航空機メーカーのボーイング(BA)の下落が重しとなり、寄り付き後、まちまち。携帯端末アップル(AAPL)や半導体エヌビディア(NVDA)の上昇に加えて、長期金利の低下でナスダックは終日堅調に推移し、相場全体を支えた。終盤にかけて、ハイテクが上げ幅を一段と拡大、さらにボーイングの下げ幅縮小に連れてダウも大きく上昇に転じ終了。

《本日》
日経平均¥33,763.-(△385)△1.16%
グロース市場指数¥894.-(△13)△1.16%
ドル/円 ¥143.97(▼0.24)▼0.16%
・日経平均は大幅続伸。米国株の上昇を受けて、連休明けの東京市場は買い優勢で取引を開始。寄り付き直後から日経平均は強く、上げ幅をじりじりと拡大。値がさの半導体関連株が大幅高となったことから、33990.28円まで上昇し、昨年の取引時間中の高値33853.46円(11月20日)を突破。33年ぶりの高値を付ける場面も見られた。

【本日の経済指標】                             
08:30 JPY(日) 12月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) [前年同月比]前回2.3%  予想2.1%  結果2.1%
08:30 JPY(日) 11月 全世帯家計調査・消費支出 [前年同月比]前回-2.5%  予想-2.3%  結果-2.9%
09:01 GBP(英) 12月 英小売連合(BRC)小売売上高調査 [前年同月比]前回2.6%  予想2.4%  結果1.9%
09:30 AUD(豪) 11月 小売売上高 [前月比]前回-0.2%(訂正-0.4%)  予想1.2%  結果2.0%
09:30 AUD(豪) 11月 住宅建設許可件数 [前月比]前回7.5%(訂正7.2%)  予想-2.0%  結果1.6%
15:45 CHF(スイス) 12月 失業率 2.1%  2.3%
16:00 DEM(独) 11月 鉱工業生産 [前月比] -0.4%  0.3%
16:00 DEM(独) 11月 鉱工業生産 [前年同月比] -3.5%  -4.0%
16:45 FRF(仏) 11月 貿易収支 -85.97億ユーロ  ―
16:45 FRF(仏) 11月 経常収支 -29億ユーロ  ―
19:00 EUR(欧) 11月 失業率 6.5%  6.5%
21:00 MXN(メキシコ) 12月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比] 4.32%  4.60%
22:30 USD(米) 11月 貿易収支 -643億ドル  -650億ドル
22:30 CAD(加) 11月 貿易収支 29.7億カナダドル  21.5億カナダドル
22:30 CAD(加) 11月 住宅建設許可件数 [前月比] 2.3%  -1.5%

【本日の材料銘柄】
▽エラン<6099.T>、ベトナムのGREEN LAUNDRY JOINT STOCK COMPANYを子会社化
▽TBASE<3415.T>、自己株262万7418株(消却前発行済み株式数の5.4%)を1月12日付で消却
▽バイク王<3377.T>、23年11月期の単体最終損益予想を引き下げ
▽ネクスG<6634.T>、23年11月期の連結業績予想を下方修正
▽アオキスーパ<9977.T>(監理)、MBO(経営陣による自社株買収)の実施と応募の推奨
▽ダイセキ<9793.T>、決算発表と業績・配当予想の修正
▽ハイデ日高<7611.T>、決算と月次と増配を発表
▽レノバ<9519.T>、関連会社出資持分の損失計上
▽アステリア<3853.T>、有価証券評価損の計上
▽メディカルN<3645.T>、ミルテルの子会社化完了
▽ファーマF<2929.T>、自己株式取得に係る事項の決定
▽ダイセキS<1712.T>、決算発表と業績・配当予想の修正
▽主な決算発表=天満屋ストア<9846.T>、カルラ<2789.T>、サンエー<2659.T>、暁飯島<1997.T>、カネコ種<1376.T>

【今日のNEWS】
・1:40 米ジェフリーズは7日発表した調査で、米アップル(AAPL.O)の「iPhone(アイフォーン)」の中国販売台数が2024年第1週に前年同期比で30%減少したと明らかにした。中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[RIC:RIC:HWT.UL]など中国競合企業との競争が激化しているとの兆しが見られると指摘した。
・1:40 欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのブイチッチ・クロアチア国立銀行(中銀)総裁は、今年の夏より前にECBが利下げを行う可能性は低いとの見解を示した。ブイチッチ氏は8日、インフレは引き続き徐々に緩和するだろうが、当局者は減速を確信したいと考えており、ユーロ圏労働市場のデータを待つことになると述べた。
・5:00 米ニューヨーク連銀が8日発表した12月の消費者調査によると、1年先のインフレ期待が3%と、2021年1月以来約3年ぶりの低水準となった。11月は3.4%だった。3年先のインフレ期待は2.6%と、11月の3%から低下。5年先のインフレ期待も2.5%と、11月の2.7%から低下した。調査の回答によると、消費者は大学費用の上昇幅が11月より大きくなると予測する一方、食料品と家賃の上昇幅は縮小するとみている。ガソリン価格の1年先予想上昇率は4.5%で横ばい。住宅価格の上昇率も3%で横ばいだった。また、家計の収入と支出の伸びが鈍化するとの予想も示された。後者の伸びは5%と、21年9月以来の低水準となった。
・7:20 NY連銀は12月の消費者期待の調査結果を発表した。調査は1300世帯を対象。その中で、1年先の消費者のインフレ期待は3.01%と3年ぶり低水準となった。3年先も2.6%と3.0%から低下。5年先も2.5%と2.7%から低下した。食品価格や賃貸の低下が好感された。連邦準備制度理事会(FRB)は金融政策決定において、インフレ期待動向を特に注視している。長期期待インフレの低下は市場の利下げ観測を強める。同時に、1年先の賃金の伸びは+3.04%と、前月+3.11%から伸びが鈍化したものの依然パンデミック前の水準を上回ったまま。また、労働者の市場への自信をあらわすとされる自主退職の可能性を示唆している消費者は+20.37%と、前月の+19.61%から上昇。失業の可能性は13.37%と13.63%から低下。失業しても仕事が見つかる期待も55.93%と、55.23%から上昇しているなど、労働市場の底堅さも示されており、FRB高官が指摘しているように、インフレ抑制の勝利宣言にも時期尚早である可能性も残る。
・12:00 米連邦準備理事会(FRB)が今年、バランスシートの圧縮を終了する可能性が出てきたことで、昨年末に始まった米国債価格の上昇が今年も続く可能性が高まったと投資家はみている。ただ、財政赤字を巡る懸念などが上昇に歯止めをかけるかもしれない。FRBは、保有する米国債とモーゲージ担保債券が償還を迎えた際に再投資しないことにより、バランスシートを毎月約1000億ドル圧縮する「量的引き締め(QT)」を進めてきた。バランスシートは1兆ドル強減って12月27日時点で7兆7640億ドルとなり、2022年初頭から始まった連続利上げを補助する役割を果たしている。