🪞ソラと5つの約束
むかし、宇宙のすみっこの、
ミラという星に湖がありました。
この湖は、のぞき込んだ人の
「周波数」をそのまま映す
不思議な湖でした。
ある日、「ソラ」という子どもが地球から
やって来ました。
ソラは胸の奥がザワザワしていて、
「どうしていつもこうなんだろう?」
と思っていました。
湖のほとりに宇宙の案内人が座っていて、
優しく微笑んで見ていました。
🪞第1の約束「いましかない」
宇宙の案内人が指でトンと水面をつつくと、
過去や未来の心配は、泡となっては
消えてゆきます。
「やあ、ソラ!これは君の“周波数”を映す鏡。
ここには「いま」という瞬間しかないんだ。
君が動かせるのは、いつも“いま”の周波数なんだよ」
ソラは、胸のザワザワが少しだけ静かに
なった気がしました。
🪞第2の約束「すべてはひとつ」
次に、湖の水面に小さな光の粒が無数に現れ、
全部がひとつの大きな光の模様になりました。
「君も、あの人も、この星も、みんな同じ
ひとつの光の中の色々な周波数なんだ。
切り離されたものなんてひとつもない」
ソラは少しだけさみしさがやわらぐのを感じました。
🪞第3の約束「与えたものは返ってくる」
案内人は、小さな光の粒をソラに渡しました。
「この気持ちの光を湖に投げ入れてごらん」
ソラが光の粒を湖に投げると、
あたたかい光が胸に返ってきます。
「君が放った周波数がそのまま
現実になって戻ってくるんだよ」
ソラは、怒りや不安の光を投げたら
どうなるんだろうと想像して、
いやいやと首をふりました。
🪞第4の約束「すべては変化している」
突然空の色が、朝、昼、夕方、
星空とくるくる変わります。
「見えるものも、感じることも、周波数も、
変わらないように見えているものも、
全部常に変化している。
だから君が周波数を少し変えれば、
映る景色も現実も少しずつ変わっていくんだ」
ソラは、自分が本当はいつも少しずつ動いて
いると知り、胸がふっと軽くなりました。
🪞第5の約束「限界はない」
湖の上に、先が見えない橋が伸びています。
「宇宙には、本当は“ここまで”という線はない。
限界は、君が“ここまでかな”と信じた場所に
引かれる線なんだ。
ワクワクを選ぶたび、橋は先へ伸びていく。
それが君の周波数が選んだ新しい現実なんだよ」
ソラは湖に映る自分を見て、心に決めました。
「いまの自分にできるワクワクを選んでみよう。
ささやかでも、“うれしい”ほうの周波数を!」
その瞬間、水面に金色の波紋がひろがりました。
「それでじゅうぶんだよ、ソラ。
君は自分の周波数の舵をにぎった。」
こうしてソラは、5つの約束を胸に、
地球の「いま」へ帰っていきました。
おしまい。
