『窓際のトットちゃん』黒柳徹子
「今もこんな学校があったら楽しいだろうな!」
きっと差別もイジメも登校拒否もする子も
いなくなるだろう。
トットちゃんこと黒柳徹子さんは、
子供の頃から好奇心旺盛で自由過ぎる
性格のあまり先生達を困らせていた。
そして小学校を退学になってしまう。
次に通ったトモエ学園の初日。
校長先生は、そんなトットちゃんの話を
何時間も楽しそうに聴いてくれて、
「君は、本当はいい子なんだよ」
と温かく迎え入れてくれた。
教室や図書室は本物の電車。
お昼のお弁当には、
「海のものと山のもの」を入れること。
一人一人好きな教科から始めてもいい。
授業はたまに自然の中に出かけたり、
実際に体験して学んだりする。
お絵描きは広い体育館の床の上。
想像しただけでも、
毎朝学校に行くのがワクワク
待ち遠しいに決まってる!
障害のある子も、外人の子も、
皆が平等に楽しめるように
校長先生が考えて工夫している。
人を見た目で判断しない。
それぞれの個性や得意な事を尊重する。
人の話をちゃんと聴いてあげる。
周りの人を信じる。
これは大人にも大事な事だよね。
挿絵は大好きな岩崎ちひろさん。
どこまでも優しくて、温かい。
色遣いに癒される。
久々に読み返しても、
本当に尊い作品です。


