台風一過の金曜日の夜、部下4人を連れて、新橋に繰り出した。ここ数ヶ月、居酒屋激戦区であるサラリーマンの街・新橋にはまっている。接待でも社内の飲み会でも、人任せに出来ないタチなので、相手やシチュエーションを考えながら、事前にぐるなびで調べて店の手配を行なう。特に最近のお気に入りは「そば」の美味い店で、この前久しぶりに会った茶子と織イブを連れて行った「月の房・新橋本店」と接待で使った「寿毛平」なんかは、すっかり馴染みの店になりつつある。

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むっもぉー、聞いてくださいよぉー。新しい部長は、数字が行かない行かないってぼやいてばかりいるクセに、私たちが忙しくしているその横で、yahoo知恵袋に投稿してたりするんですよぉー」「そうそう、それに課長は課長で上の顔色ばかりうかがって、自分でアイデア出さないし、かといって何かを指示するわけでもなければ決めてくれるわけでもない!もぉー最悪です!」「ポッキーさんの時はこんなことなかったのに。。。」ちょうど20~40の3世代揃った前部署の女子社員達が、口々に愚痴や不満を述べる。サラリーマンの街、新橋の夜にピッタリのネタだなと妙に納得し、さらには最後の一言に溜飲を下げながらほくそ笑む俺にひひ。「オヌシは、相変わらず器が小っちゃいのぉー!修業が足りぬわべーっだ!」と一人胸の内で突っ込んでみる。まあ今日のところは彼女らのガス抜きをしてやればいいかと、完全に聞き役に回り、主役のへぎそば登場前に、これまたこの店のお奨めである「栃尾揚げ・鳥唐揚げ・もち豚ステーキ」なんかを取り分けていると割り箸 その様に恐縮しながらも40代の部下が「ポッキーさんの方はトラブル収まったんですか?」と話題をこちらに振ってきた。「そうねえ。引き続き現場での管理の徹底には注意していかなければならないけど、とりあえずは収束段階には来たかな。」と告げながら、夏休み前後に弟と交わした会話が頭をよぎる。


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甥っ子の入院生活が長引きそうだとなった時、弟は会社に長期休暇を申請する事を決意した。とにかく朝から晩まで息子のそばにいてやりたいんだと。その手続きを終えて病院に戻った帰りの夜、久しぶりに食事を共にした。申し訳程度の小さなグラスでささやかな乾杯をした後、思わず口をついて出たのは「所詮、仕事上のトラブルなんてものは、なんてこたぁねえなあー。何かしらの対策を講じれば、怒られようが何しようが、とりあえず前には進めるからな。」「まったくもって同感だね。俺も今日、引き継ぎ事項なんかで会社に行って、何人かの部下の報告・相談受けたけど、どれもこれも病気に比べれば大した事ないよ。その程度の事で、切羽詰まった顔してんじゃねーよって感じ。」
あれから数か月、甥っ子の闘病生活は今尚続く。

「お兄ちゃん、早く帰って来ないかなあ。。」
週末のマックでハッピーセットのオモチャを手にして満足気だった君が、突然そんな事をつぶやいた。そうだよな。お兄ちゃんといっしょに遊びたいよな。休日で満員のマックの店内を見回しながら、「平凡」だとか「普通」だとか「日常」だとかの尊さをふいに思い知る。

こどもの国で捕まえたカマキリに、死んだコオロギを餌として、顔の前でぶらぶらと揺らしてみた。カシッ!一瞬で獲物を鎌でとらえたかと思うと、次の瞬間には早くも捕食に入っている。「すっげぇー得意げ」目をまん丸くして驚く君。パパとママを待つ部屋では、君が捕まえたコオロギ達の演奏が始まっている。「生きる」という事の力強さ、素晴らしさを虫たちに教えられた気がした秋の夜長である。

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三連休の最終日。君を連れて『こどもの国』を訪れた。
天候にも恵まれた休日の『こどもの国』に向かう電車は、朝から親子連れで大賑わい。
「叔父さん」といっしょの君も、行きがけ、仮面ライダーやウルトラマンの歌を
ずっと口ずさみ、とっても上機嫌。
昨日であれば、仮面ライダー鎧武のショーが観れたのに、
お腹の調子が悪かった君は、ママに止められた。

思えばお兄ちゃんが入院してからの半年、土日が来る度に両方の
じいじやばあば、叔父さん・叔母さんの間を、たらい回しにされるまだ5歳の君が、
心と体のバランスを崩して、熱を出したり腹を下したりしても無理はない。

そんな君にこの秋晴れの三連休、俺は少しは役に立てたのか?
昨日は近所の原っぱで、コオロギとバッタをたくさん捕まえて、友達に自慢してた君。
今日も、足漕ぎボートに乗ったり、ゴーカートに乗ったり、ジャングルジムに登ったりして
最高の笑顔を見せてくれた君。
他のママの手づくり弁当を拡げてる隣りで、コンビニの赤飯を美味しそうに頬張ってくれた君。


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ごめんなあー。でも本当は違うよなあー。君のパクつくのはやっぱりママのおにぎりで、
君の笑顔は大好きなパパとママとお兄ちゃんのためにあって、俺じゃないよなー。
君も君のお兄ちゃんも、何にも悪い事してないのに、
どうして毎日、こんなに寂しくて悲しい想いをしなくちゃならないのか?

「大空に聴けぇー♩俺の名はぁー♬アマゾンライダー♫ここにありぃー♪」
君が元気に歌えば歌うほど、切ない気持ちが、やり切れない想いが、涙腺から溢れ出そうになる。

今度、『こどもの国』に来た時はきっとその歌を、パパとママとお兄ちゃんといっしょに
大声で歌っている君でいて欲しい。
その時までには必ず、お兄ちゃんの病気も治っているはずだから。必ず!

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横浜DeNAベイスターズ「小池正晃外野手」33歳。プロ野球ファン歴40年超の自分でも、名前を上げられた時、顔や背番号までは思い浮かばない、いわゆる地味な存在・バイプレーヤーである。ただし球歴を紐解くとなかなかのエリートで、当時怪物と言われたあのメジャーリーガー・松坂大輔を擁した横浜高校の春夏連覇を成し遂げた時の主力メンバーである。そんな小池が一昨日の現役生活最終戦となる自らの引退試合において、最高の輝きを示した。家族に引退を告げた時、小学生の息子に「やめちゃヤダ!」と泣かれたそうである。おそらく息子さんにとって、パパは自慢のヒーローで、憧れだったんだと思う。そんな愛息に「プロは力がなくなったらやめなきゃいけないんだ」とストレートに告げ、自らの引き際を潔く示したとの事。男としての自分の力の衰えを認め、さらにそれを息子に告げる父親。なかなか出来る事ではない。


そして最終戦、小池は先発出場した第2打席で2年ぶりとなる野球勝ち越し2ランをかっ飛ばす!ベンチに戻ると横浜高時代からのチームメイト・後藤武敏と抱き合って号泣しょぼん 。しかしドラマはそれだけでは終わらない。第3打席でもヒットを放った小池は、プロ最終打席となる8回、涙でくしゃくしゃになりながらも打席に立ち、見事この日2本目となるホームランを、レフトスタンドに叩き込んだのである。打球を捉えた後のどうだと言わんばかりの派手なフォロースルーは、プロ生活のすべての想いをその打球野球に託したかのような、非常に印象深いシーンであった。引退セレモニーで語った「しょぼん今年1年、つらい思いをいっぱいさせて、カッコ悪いパパでしたが、最後の最後でカッコいいパパ合格を見せられました。」というメッセージは、きっと息子さんたちを納得させるに十分な、魂のこもった言葉だったように思う。

すべてのプロ野球選手が、このような幕切れを用意されるわけではない。ごく限られた幸せな男達の中で、自ら主役としての役割を最後の最後で引き寄せた、小池選手のプロ根性と底力に、心からの拍手を送りたいニコニコクラッカー




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テレビ 『レフトへー! もう一本ホームランは……行った行ったああああああァー!
涙の…!涙のホームラアアアン!!
自らの引退に華を添える!!
おそらく!泣きながらの!ダイヤモンド一周は初めてでしょう!
しかし!今この時間が小池のためにある時間だ!!
ゆっくり回っていい!
15年間の思いを載せたホームラン!そして噛み締めてのホームイン!
小池のホームラン!!最後の打席をホームランで締めくくりました!!』 カラオケ