・日本経済新聞の一番裏の「文化欄」の私の履歴書、毎回読んでいる。今、掲載中は、ノーベル賞を受賞した本庶佑(ほんじょ・たすく)さん。現職は、京都大学がん免疫総合研究センター長。(あと6回分掲載があるんだ。・・楽しみ・・。)

 

・「功成り名を遂げて」ある程度のお年になった人に依頼して書いてもらう。ところが、これが、おもしろいか、つまらないか最初の数回を読んでわかったしまう・・。「おもしろい」方は、「すばらしくおもしろい」。一方で、「つまらない」方はズ~とつまらない。まあ、大企業の御曹司で、銀のスプーンをくわえて生まれてきたような人の場合、後者の典型で「全く平板で」、「つまらない」。

 

・普通の環境の人が、他をかきわけて、群を抜いて出てくるからにはやはり、知力、体力があるが、そのほかに、「ここ一発」というときの判断力、見極めの良さ、あるいは、へたばらない、ど根性というか、我の強さが影響しているようだ。

 

・なので、ゴルフを始めて、色々、練習、工夫を重ねて、ついには自分なりに納得できる「理論」を編みだし、「エージシューター」にたどり着いたり、あるいは、今日の記載にあるように、ワインを味わうために色々と勉強し、「食事会」、「ワインを持ち寄って飲み比べ」を同行の士(医者)と企画(京都の一流ホテルで、100回以上開催とか)「時価総額で数千万円分のワインを飲んだ・・」なんて事になる。・・聞く人にとっては嫌味で、そんな高いワインをプレゼントされる医者は問題ないの?なんて突っ込みたくもなるが、まあ、本庶さんの場合は、そういう「嫌味」は一切ない。

 

・ワインについては、「魅力は「多様性」だろう。ブドウの種類、天候、発酵技術を掛け合わせると非常にバラエティーに富む。フランスに居た弟子‥の案内でボルドーとブルゴーニュを回ったが、その違いと地形との関連性も理解できた。」との指摘だ。

 

・このほか、(これは親が偉いのだが)、「英語を不自由なくできるようになっていれば将来便利」というので小さい時からの教育で、英語は、ネ―ティブ並みで、これがどれだけ役立ったかわからない・・。(私の友人で、一人息子を、アメリカンスクールに入れてしまった人がいる。英語は、当初は多少、まごついていたが、今はペラペラ。コメディーを見て、ケラケラ笑っている・・状態・)。

 

・まあ、国際的にはばたく人材を育成するためには、多少の英会話をかじれてもダメ、だと思うな。