・日本語からラテン語系を勉強すると「性」に色々と面食らう。名詞には、男性、女性形があり、「何で、これが女性??」なんてのもある。そういえばスペイン語でも「語尾が-aの名詞は女性形」は大抵そうなのだが、例外的に男性形なのは、día(日)、idioma(言語),clima(気候)、problema(問題)。ちなみにイタリア語でも、climaは男性形(複数形は、climi), フランス語では、climat(男性形)。

イタリア語で、problemaは、男性形(複数形は、problemi)。

 

 

・逆の例もある。スペイン語では、「語尾が、-0で終わる単語は通常男性形」なのだが、例外は、radio:ラジオ(radiodiffisión),foto:写真(fotografía):moto:バイク(motocicleta)⇔カッコ内の単語(すべて女性形)を省略したもの。・・・radioについては、フランス語(省略前:radiodiffusion)、イタリア語(省略前:radiofonia)全く同じ。radioの綴りで女性形。・・・fotoは? イタリア語はfoto(元のかたちは、fotografia),フランス語は、photo(元のかたちは、photographie).。イタリア語で、motoは女性形(元のかたちはmotocicletta)。フランㇲ語は、motoで女性形。大元を探したら英語の「motorcycle」だった。

 

・それと、仏、伊、西語で「性」がちがうのがある。その例は、「花」、「草花」、「盛り」、「精華」の意味でラテン語では、flos,florem。元々男性名詞。ところが今は、イタリア語(fiore),フランス語(fleur)は女性形。スペイン語(flor)のみ男性形。

 

・ところで、日本語には「男、女別の」話し言葉がある、なので「男性は男性に」、「女性は女性に」日本語の会話を学ぶべきだ。奥さんが日本人のフランス人がいたが、(そっちのケも多少あったのかも?)奥さんが電話で会話しているのを脇で聞いて覚えた日本語の様で、なんか合いの手とか、やり取りが女性の話し方で・・「なよっと」していて「あの、それ、男は言い方が違うのですが・・」と遮りたくなる。

 

・また、日本語の男同士の会話が多少できても、それで日本語の文章が書けるとは限らないのだが・・・。昔、カナダ人の学生が英語⇒日本語に翻訳した文章(取引所に提出する「投資家向け報告書」のたぐい)を見せられ、びっくりした記憶がある。大学の寮に入って仲間が沢山出来、「友達言葉」で暮らしていたらしいが、それで「書き言葉」に使ってしまって・・「悲惨」な結果だった!!このあたり、事情を知らなくて依頼した人が悪いのかな??日本人が「検閲」してあげれば良かった?!まあ、英語でも日本人が書いたものは、最終的にNativeにチェックしてもらわないと、大変なエラーがあったりする・・。「自動翻訳機」が発展してくれば、このあたりは徐々に完成度があがってくるんだろうけど・・。