スペイン語の動詞hacerには、色んな意味があって、「あせる!」なんちゃって。

hは発音しないから正しく「あせる」だ。照れチュー

 

・「暑い」だの「寒い」だのの天候表現、Haceのあと、bochorno(うだるような暑さ)、calor(暑さ)、fresco(涼しさ)、frio(寒さ)、sol(太陽光)、viento(風)のような天候を表わす名詞を付けて表現する。口笛

 

・ところで、スペイン語では、hacer+期間を表わす表現という使い方もある。主語は無く、動詞は3人称単数で使われる。

 

・(イタリア語の事例を調べてみたら、「時間が経過する」という使い方を見つけた。Fanno dieci anni che abito qui.(ここに住んで10年になる。)ここでは、3人称複数。また、副詞として”fa"(今から)…前にという使い方もある。poco fa(少し前に)、tanto temmpo fa (ずいぶん、前に)。

 

フランス語でも、「期間が〜になる」という意味で使われる。例文は、①Cela fait deux ans que je ne l'ai pas vu.(彼に会わなくなってから2年になる)、②Ça fait un mois qu'il pleut.(ひと月も雨が降っている)、③Ça fait longtemps que+ind,・・して久しい。

 

・スペイン語の場合、「hacer+期間+que+直説法」は、同様に「〜前から〜する」、「〜して〜になる」の意味で使われる。(以下、用例は「スペイン語文法」(廣康好美著・NHK出版)。p.222より。通常はhace(3人称単数現在)を用いる。

Hacia un mes que no veía a Jaime.(1カ月もハイメに会って居なかった。)過去の一時点(そこまでの一か月会って居なかった)が起点。⇒線過去。(もう一例、似たような使い方)Yo había empezado(過去完了形) a estudiar español hacia(線過去) ya cuatro meses cuando fui a España.(スペインに行った時、その4か月前にスペイン語の勉強を始めていた。)

 

・スペイン語で、未来形を使っているケース:

Manolo ya llegó a Japn, hará un mes quinzá.(マノロはもう日本に着いた。多分、1か月になるだろう。)「前だろう・・」という「状況の推測」が行われる。この場合3人称単数未来形(hará)が使われている。