バヤ・コン・ディオス - Wikipediaで、調べてみた。「バヤ・コン・ディオス」(Vaya con Dios)、またはヴァヤ・コン・ディオスはラリー・ラッセル(Larry Russel)、イネス・ハメス(Inez James)、バディー・ペパー(Buddy Pepper)が1952年に米国で発表した「愛と別れの歌」で、世界中で歌われた。特にレス・ポール(ギター伴奏)とメアリーフォード(歌)とのレコーディングが著名で、日本でも江利チエミなどが歌っている。(別途、グループ名で、vaya con diosというのもある。)

 

・「バヤ・コン・ディオス」( Vaya con Dios))はスペイン語で文字通りは「神と共に行きなさい」、通常は「「さようなら」の古語、詩的な表現の「さらば」というような意味」 。英語の別れの言葉「グッ(ド)バイ」(Good-bye)も「(May) God be with you」が語源である。(「Merriam-Webster's 11th Collegiate Dictionary」による)・・。

 

・ナットキングコール、江利チエミ、メアリーフォードの歌を聞いた。各人、それぞれに味があるな・・。ところで地下鉄の中で会った観光客のスペイン人に(一期一会もいいとこだが・・)降り際に、「Vaya con Dios!」と言ったら(悪い反応ではなかったが・・)、目を丸くしていた。ロンドンの地下鉄で日本人の観光客がイギリス人のおっさんに「さらばじゃ!」と言われた感じかな???

 

・旅に出る恋人に女性側から唄っている;

 

Se llego el momento ya de separamos,(もう(ya)、私たちが分かれる(separamos)時(el moment)が近づいた(se llego:se llegarで"近づく”。)。En silencio el corázon dice e suspira "Vaya con Dios mi vida, vaya con Dios mi amor."(静かに私の心が語りかけ,熱望する・・。”神が貴方と共に在らん事を”と。私の命である、愛する人よ・・。)

Las campanas de la iglesia suenan tristes (教会の鐘が悲しく鳴り)y *parece que al sonar también que te dicen "Vaya・・・”鐘の音もまた、あなたに(下線部分)と語りかけているかのようだ。

 

A donde **vayas tú yo iré contigo(=con ti :君と).貴方がどこに行こうとも(**接続法)私は貴方と共にいる。En sueños siempre junto a ti estaré(夢の中でもいつも貴方の行くところに一緒に行く)

Mi voz(声) escucharás, dulce(優しい)amor mío (優しい私の恋人よ。私の声を聞くでしょう。)
Pensando como yo estarás(私が居るだろうと思えば)
Volvernos siempre a ver(あなたが望む、幸福な朝の目覚めを二人で再び見るのだ。)

La alborada(朝) al despertar(目覚める) feliz te espera
Si en tu corazón yo voy a donde quiera(もし、どこに行ってもあなたの心に私が飛んで行くとしたら)

下線部分の繰り返し)まとめると⇒優しい私の恋人よ。私の声を聞くでしょう。私が居るだろうと思えば、もし、どこに行ってもあなたの心に私が飛んで行くとしたら、あなたが望む、幸福な朝の目覚めを二人で再び見るのだ。

 

・そんなに執着するなら一緒に旅に出たら?!って感じですが・・。

*のparecer queは直接法が続くが、イタリア語では,parere che で、接続法が来る(フランス語では,paraîtreで、主語が否定形の場合は接続法)。このあたりややこしい。

 

**の接続法は、donde quiera「〜ならどこでも」の使い方?。(p.352「これならわかる スペイン語文法 入門から上級まで」(廣康好美著・NHK出版)

 

ナットキングコール Vaya con dios - 検索 (bing.com)