・各国語で微妙に違うが:朝食、昼食、夕食は、どういうか?

英語は:breakfast, lunch,dinner。

フランス語は:petit-déjuner,déjuner,dîner(昔は、朝食をdéjuner(方言では今もいう)、昼食はdîner、夕食はsouperと呼んだ)。

イタリア語は:colazione(軽いランチにも使う), pranzo、cena

 

・そして、スペイン語は、desayuno(デサジュノ),comida, cena(セナ)

tomar el desayuno(朝食を摂る)。desayunarで、「朝食をとる」の動詞形。

 

・朝食(desayuno),は「断食を破る最初の食事」で、お仲間は英語、昔のフランス語。ayuno(アジュノ)が「断食」を意味するので、前夜からの食事をしていない期間後初めての(=破る,des-)食事という意味。英語の「break=破る」「fast=断食」にもその意味がある。フランス語にもそのニュアンスがあるはず・・。ま、フランス語の場合は、「腹が減って、待てないからとりあえず何か軽く食べるか?」というので、petit-déjunerが、登場し、その分、従来の朝食⇒昼食、そして、昼食⇒夕食にずれ込んだ。都会でsouperは芝居をみたあとの軽い食事を意味する単語として残っている。スペインの朝食は結構がっちり食べるので、「とりあえず何か腹に入れておくか?」という行動にはならなかったのかも?desayuno - 検索 画像 (bing.com)

 

・スペイン語の昼食、comidaは「昼食」のほかに、「食べ物」、「料理」などの意味もある。(例)comida japonesa(日本食)。comer(食べる)。イタリア語の「昼食」pranzoには、動詞形のpranzareがある。

 

・スペイン語の夕食は、セナ「cena」。イタリア語は同じ綴りだが、「チェ―ナ」と発音する。スペイン語では、tomar la cena(夕食をとる。)、cenar(夕食をとる)。イタリア語の動詞形はcenare。(スペイン語の例)Hoy cenaré sólo verduras.(私の今晩の食事は、野菜だけにしよう。)