・スペイン語の勉強の「副読本」として何冊か購入した。以前紹介した「スペイン語の語源」も時々目を通していたが、また情報がまとまったら続報を書いてみよう。

 

・今回は、「語源」と同じ著者の本だが、「スペイン語圏」という事で、視野がグンと広がる。何でもスペイン語は21カ国の公用語だそうで、南米は、ブラジル(はポルトガル語)以外はあらかたスペイン語だ。

 

・そこで話されるスペイン語は、本国のスペイン語と違うのか?とか興味あるが、

II章 スペイン語の広がり(pp.59-95),第Ⅳ章「スペイン語文学の多様な世界」に詳しく書いてある。

+読んでいて、「あ、そうか!」という箇所が何か所もあった。またスペイン語の学習が進んできたり、理解が進めば、もっと色々、腹に落ちてくる箇所があるだろうけど、ま、その「第一陣」という事で書いておこう。

 

①「・・アルゼンチン人独特の口癖として目立つのが、文末に「che」(チェ、さてと・・)を頻繁に使う事」、アルゼンチン出身の革命家チェ・ゲバラの「チェ」はこの「口癖」に由来するそうだ

 

②フィリピンの国民的英雄ホセ・リサール(中国人とフィリピン人の混血)は医学生であったが、フィリピン独立運動に参加、35歳の若さで銃殺刑になった。著作、詩作はスペイン語でなされている。

 

③このほか、ラテンアメリカの主要作家についての簡単な紹介がある。ノーベル文学賞をもらった人も居る。「幻想文学」のジャンルもある。

 

④メキシコで、頻繁に使われる表現がある:「ni mode」(仕方がない)、「aqui mero」(ちょうどここだ)、「ahorita voy」(今すぐ行く)。ラジオ講座で時々でてくる入山杏奈さん(元AKB48)の「メキシコからの報告」にも出てきた・・。

 

その他、詳しい「用法」の違いが出てくるが、これはもう少し咀嚼してから紹介しよう・・。