・読書感想で、「世界カフェ紀行」で西江氏(故人。言語学者、文化人類学者、1937-2015)のエッセイ「知られざるフランスでのコーヒー」(同書pp.142-146)を紹介したが、「知られざるフランス」とは、昔の名前はDOM-TOMだ

 

・南米ギアナには緑の絨毯の中に、昔のアフリカ人奴隷の逃亡者の子孫が暮らしている(女は細い腰紐一本、男は木の棒一本のみを手に持っている(全裸!)。無言で森を渡り歩いている。)ジャングルの入口の町のカフェーに居たら、男が狩ったばかりの鹿を肩に、売りに来た。・・云々。(pp.144-145)。

 

・現在はDROM-COM(仏語:départements et régions d'outre-mer et collectivités d'outre-mer、海外県・海外地域及びコミュニティー)として呼ばれているが、以前はDOM-TOM(départements d'outre-mer et territoires d'outre-mer、海外県・海外領土)と呼ばれていた。

 

・総合計面積は120,369㎢、2019年の人口は220万人を超え、海外県・海外領土はフランスの国土面積の17.9%、人口の4%を占める。

 

フランスの海外県・海外領土 - Wikipediaにその詳細が出ている。この中でISOのカントリーコードを持つのは、ISO3166-1国名コード一覧 | tables (octaviadata.com)でチェックすると、サンピエール・ミクロン、サン・マルタン島、フランス領ギアナ、ニュー・カレドニア、フランス領ポリネシア、フランス領南方・南極地域、マルティニーク、レユニオンかな・・・。

 

・国連の加盟国は直近で、193。しかし、もっと広く世界を捉えるには、「実質的に別個の存在」である各地域にコードを付与しているISOコードが用いられる。これ、足していくと240くらいある。「世界旅行」をめざす人のいい道しるべになっている。実は、私の知人は、これを一巡(北朝鮮も行った!)。確かフランス領南方・南極地域(一般人は立ち入られない?)以外は全部行ったとか。最近は、その余韻にひたり、おとなしく国内旅行をしていたが、また虫が騒ぐらしく、あちこちでかけ始めている・・。まあ、ガンで一度死にかけて、そこから復帰したので・・、どこで死んでもいいや・・みたいな心境らしいけど・・。

 

・ん、すごいね。

 

読書感想:「世界カフェ紀行」(中公文庫) | 雑文・ザンスのブログ (ameblo.jp)

Aznavour quitte les Invalides sur les paroles d'"Emmenez-moi" (youtube.com)

アズナブールの、葬式で、アンバリッドで演奏された「Emmenez-moi」(世界の果てへ」を聞くと、それら海外領土を思い出す??

 

・アズナブールの「葬儀」(アンヴァリッドで大統領参加で、なので、「国葬」扱いだね!)の映像が出てきた。そこで音楽隊が歌ったのは、「世界の果てへ」。いつもこの曲を歌った後は、音楽にあわせてクルクル回りながら舞台から消えていった・・。Charles Aznavour - Emmenez-moiの歌詞 + 日本語 の翻訳 (lyricstranslate.com)に「訳」をみつけたけど・。