・先日、確か読売新聞で「国宝」について書いてあり、東博で展示中の国宝が紹介してあった。知らないものもあったので、行ってみた:
①太刀・銘・正恒:「国宝全部見せます」展には出ていなかった。文化庁所属。平成29年に東博で企画された「刀剣鑑賞の歴史」展には出展された模様。その際の図録、「刀剣鑑賞の歴史」中に記述があり、参考にさせてもらう・・。
・「備前国で平安時代末期にあらわれた刀工集団を「古備前」といい、これはその名工として著名な正恒による太刀である。姿は腰元で強く反りがついて地鉄には地斑(じふ)映りが鮮明に立ち、刃文は下半を小乱(こみだれ)、上半をは広直刃(ひろすぐは)調とし、その特徴がよく示されている。・・中略・・この太刀は、もとは皇室にあったもので・・中略・・尾張徳川家から献上されたことが知られる。」(「刀剣鑑賞の歴史」p.8より)
・(*(注)地斑(じふ)映り。「地鉄(地金)映りと同義。刀剣にあらわれる、木材の表面に似た模様や、種々の細かい特徴、あるいは全体の様相。「小乱れ」:刃文(刀剣の焼刃の模様)で、その形状を捉えがたいほど小さい模様の乱刃の刃文。直刃:刃文(刀剣の焼刃の模様)の一種。直線的な線の刃文。刃の幅の広いものを広直刃(ひろすぐは)と呼ぶ。
↑「刀剣鑑賞の歴史」(東京国立博物館p.9)より
・Wikipediaをみると、古備前派 - Wikipedia 「古より贈答用として珍重されたほか、いわゆる門外不出の家宝となっていた作品も多い。」「備前国では吉井川流域で産出される良質な砂鉄を原料とし、古くから鍛刀が行われた。平安時代末期から鎌倉時代初期の刀工を総称して古備前派と称する。今日まで続く「備前伝」の始まりである。」そうだ。
・東博所属の分だけで備前長船(小竜景光)、備前国包平作(名物 大包平)、備前国友成造がある。神社に奉納されたものも多い。ふくやま美術館までわざわざ見に行った「国宝」7振の中にも「正恒」があった。「名刀 江雪左文字」展の図録が届いた | 雑文・ザンスのブログ (ameblo.jp)


