・そういえば、昔「老人力」とか言ってたが、あれは確か、赤瀬川源平さんだったかな?とネットで文庫本をみつけ注文した。藤森照信氏との建築についての共著をむかし読んだ覚えがあった。

 

・そしたら届いたけど、ご本人は、2014年にすでにご逝去されていた。1937年生まれだから77歳でお亡くなり。・・あまり、「老人力」を発揮する時間もなかった感じかな。合掌!

 

・Wikipediaで調べてみたら、「老人力(ろうじんりょく)は、赤瀬川源平が1997年に提唱した概念。これは「物忘れが激しくなった」など老化による衰えというマイナス思考を「老人力がついてきた」というプラス思考へ転換する逆転の発想」であり、赤瀬川さん自身は「ふつうは歳をとったとか、モーロクしたとか、あいつもだいぶボケたとかいうんだけど、そういう言葉の代りに、「あいつもかなり老人力がついてきたな」というふうにいうのである。そうすると何だか、歳をとることに積極性が出てきてなかなかいい。」と提唱していた。

 

・この用語は世間的には肯定的に受け取る向きが多かったが、「当事者となる男性高齢層からは「そうした発想の転換は空しい」などと抵抗や疑問の声もあった。」(Wikipedia)

 

・で、この本の「あとがき」にすごい例がでているので、「抜き書き」で、ご紹介。

「長老によると・・まず固有名詞を忘れる。これはもちろんよくある。・・・しかし、それが進むと、普通名詞を忘れる・・・その次には、形容詞を忘れる・・最後には、動詞を忘れる・・・!!」これじゃ会話にならないじゃないか?と思うが、その長老が別の長老から聞いた話・・というつくり。

 

・ボケ防止と思いイタリア語など勉強しているが、日本語も忘れてしまうのでは、虚しいなあ・・。「色即是空・空即是色」かいな?まあまだ「固有名詞」を忘れる段階だから、無駄な抵抗をいろいろしてみよう・・。

 

・来年も宜しくお願いいたします!