・横山氏の「警察小説」中の代表作かな?と思って少し長いが読んでみた。途中では話が見えなくなる感じだったが、何とか、最後まで読み切り、その後、Wikipediaの「64」のサマリー解説で補完したら、やっと全体像がクリヤになった。

 

・「64」とは昭和64年にD県で発生した誘拐殺人事件でまだ未解決。この事件が核になっているが、関係者が沢山出てくるので、把握が大変。↑のような読み方もあるので、まあ工夫して読めばいいか・・。

 

・中央の警察庁と地方の警察本部の関係、警察本部内での力関係、警察の広報とマスコミ(主に新聞社)との緊張関係が面白い。

 

・誘拐事件が2件、失踪事件が1件からみあっている。そのほか中央と地方の警察のせめぎ合い(警察庁長官の視察とかの案件が関連してくる。)も登場。元警部で警察広報の三上が主人公だ。どういう展開になるのか、ハラハラドキドキで、ストーリー造りがうまいな!と感じた。