こんばんは。ちゃっきーです。

 

今回は、愛車へRacechip社のサブコン GTS Blackを導入しましたので、ご紹介していきます。

 

 

 

Racechip社が製造するコンピューターチューニングユニットで、取り付けることでコンピューターの制御を調整し、本来その車のエンジンが持っているポテンシャルを引き出す装置です。

エンジン部品の交換を伴わないため、手間も少なく、リーズナブルにできるチューンアップとして、人気を博しています。

 

F30系の320d(LCI)はS、RS、GTSの3種類あり、それぞれアップできる性能が異なります。

今回は、ドイツ本国のサイトでGTS Blackが€100引きのセールを実施していたので、導入することにしました。

 

 

パッケージ自体はとてもシンプルです。

左にユニット、右にゲーブル類が収納されています。

 

 

取り付け前の状態。一部カバーを外して、コネクターを接続していきます。

 

 

まずはエンジンカバーの取り外し。

プラスチックのエンジンカバーがついてるので、パコっと取り外します。

 

 

エンジンの上にかかっているゴム製のカバーを持ち上げます。

(どうしても写真が横向きになってしまいました)

 

このゴム製のカバーが押さえてないと戻ってきてしまうので、注意が必要です、

 

 

エンジンについているコネクタを外します。

コネクタとケーブルの接続部分に近いグレーのストッパーを先に引き抜いて、ロックを解除してから引き抜くようになっています。

 

 

説明書に従ってコネクタを接続していきます。

英語の説明書ですが、しっかり図解もされていてとてもわかりやすく、英語が読めない人でも十分取り付け可能です。

 

 

本体は左タイヤハウス付近のケーブルホースに付属のタイで留めました。

 

 

取り付けた後は、エンジンカバーを元に戻して、取り付け完了です。

念のため、本体がボンネットを閉めた時に当たらないことを確認してエンジンルームの作業完了です。

 

 

本国発注では+€50でアプリケーションでのコントロールができる設定にできる(日本で購入すると20000円くらいプラスになるので、本国発注の方が安く上がります)ので、早速アプリを携帯にダウンロードして、アプリでのコントロールを行いました。

 

設定できるブーストは7段階。

最大の設定ではパワーが190PS+35PSで225PS、トルクが400Nm+105Nmで505Nmとなります。

ツーリングでセダンと比べ車重が重いこと、トルクの増強の重要性が高かったことから最大の7を常用しています。

 

取り付けてみて、さまざまなテスト走行をしてみた感想です。

①パワーの上昇

 +35PSについてはあまり体感できないように思います。というのも、一般道や高速道路のちょっとした加速であれば、トルクが太くなっている方の体感が大きく、パワーを絞り出すような場面にはなかなか出くわせないというのが理由です。

 キックダウンして加速するような場面でも、余程の高速域に持っていかない限りは、パワーアップの恩恵を最大限に活かすというのは難しいと思われます。富士スピードウェイのトップストレートとかなら、いいのかもしれません。

 

②トルクの上昇

 この恩恵はダイレクトに感じられますし、数字にも現れることがわかりました。

 まず、感覚という部分で言えば、高速道路上などでの加速時に後ろに引っ張られるような感覚を得られるようになりました。体感上、325dや330dといった本国向けの3リッターディーゼルと似たような加速フィールが得られます。

 

 次に、数字の面ですが、巡行時の回転数の低下と燃費の大幅な向上です。

 バイパスのような60km/h付近での巡行時、通常は1200〜1300回転くらいで走っているところが、装着によって1000〜1100回転程度に抑えられるようになりました。装着によって低回転でのトルクが上昇したことで、巡行回転数が低くなりました。

 これが燃費に大きく影響しているようです。秋口の燃費が一般道のみで13.5km/L→15.5km/Lに伸びました。Racechip社公称値通りの燃費向上+15%程度の結果を得られています。

 高速道路での長距離移動時は、従来タンク満タンスタートで850km程度走れていたのが、1000kmを超えられるようになりました。57L入る燃料タンクで、10L程度の節約効果が得られているので、公称値以上に燃費向上効果が得られています。

 

③取り付けた方がいいのかどうか

 今回、本国発注でアプリコントロール、送料、関税込みで€475+3800円がかかりました。

 €1=130円として、約66000円の導入コストとなりました。

 

 日本国内で輸入代理店から入手する場合、おおよそ相場が12〜13万円であることを考えると、約半額で入手できたことが導入経緯となりました。

 昨今燃料代が上昇していることを考え、軽油1L=130円で計算した場合、燃費向上を目的とするなら約510L分に相当します。15%程度の燃費改善が見込めるので、サブコンを導入してから3400L以上給油すれば、導入コストをかけても元が取れる計算になります。

 3400Lを年間平均燃費15km/Lで計算すると51000km。導入してから51000km以上走るなら、導入した方がトータルの燃料費を安くできる計算になります。

 

 しかし、燃料費は安くできますが、サブコンを導入することでエンジンにかかる負荷などは不明な部分があります。

 導入によってエンジンの寿命に影響を与えるなど負荷があった場合、それに伴うリスクなどが発生すれば、節約できた燃料代など一瞬で吹き飛ばす修理代がかかることでしょう。

 

 そのため、燃費の向上を目的として導入する、という方には不向きな方法であると言えるでしょう。

 燃費の向上はあくまでも副産物として、トルクアップのためのチューニングとして導入するという考えでいるのが最も製品のコンセプトにマッチするのではないか、と思いました。

 

④導入後の感想

 導入したことで、少々不満に感じていた微妙なパワー・トルクの不足が解消し、このエンジンならこのくらい出て欲しいと思える動きをしてくれるようになりました。

 そのため、車の挙動が以前と比べ格段に思い通りになり、運転しやすくなりました。

 セダンと比較して重量で不利なツーリングでも、セダン並みの軽快さを手に入れたという感想です。

 

 思った通りに走ってくれるというのは、気持ちの良いものですね。

 ますます愛着が湧きました。