邦楽 『ロマの娘』 歌詞&解説 | 雨音りずむ

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投稿内容はまちまちですが退屈しのぎにはなると思いますので、よければ見ていってください。

志方あきこさんの曲の中でも僕が特に好きな曲

『ロマの娘』です (*^▽^*)

この曲は歌詞がCDの歌詞カードに記されておらず、バックコーラスの古イタリア語の歌詞や意味は僕が探した限りサイトでは見つかりませんでした。

なので、自分で調べた結果と動画サイトに少しだけ書かれた歌詞をここにまとめます。

ただ、古イタリア語は翻訳するための情報が少なく 調べることができなかった部分もあります。

もしそれに精通してる方がいましたら、歌詞を教えてください・・・!


ロマの娘 の ロマ とは、ロマ(roma]。語尾の異なるものあり。

ジプシーと呼ばれてきた集団のうちの主に北インドのロマニ系に由来し中東欧に居住する移動型民族である。

移動生活者、放浪者とみなされることが多いが、現代では定住生活をする者も多い。

ジプシーと呼ばれてきた集団が単一の民族であるとするステレオタイプは18世紀後半に作られたものであり、ロマでない集団との関係は不明である。


僕なりの見分ですが、ロマの娘 とは 空木な民族 ジプシー の娘。

さまざまな街を移り歩き、主に踊り子として働いていて、副業として踊りも行う。

ロマの娘 が指すのはその民族の中で上記の仕事を担っている娘複数人のことで、踊りによる楽しさと その裏にある妖艶さをイメージしてこの曲は作られたのだと思います。

さて、ここで

I giovani al cantone so meglio stuzzicar.

の節。

訳すと

街角の若殿方、遊んであげてもよろしくてよ。

ですが、これを如何に捉えるか。

そのまま娼婦として働いていたと考えることもできますが、僕は「そんな雰囲気」を出していた ということだと思います。

きれいな曲にはきれいな歌詞であってもらいたいという考えが入ってるかもしれませんw


長々と喋ってしまいましたね。

まあ、最初は上文なんてすっ飛ばして とりあえず聴いてみてくださいな ニコニコ





ロマの娘

作曲/編曲:志方あきこ
作詞:篠田朋子
演唱:志方あきこ


【歌詞】

バックコーラス(古イタリア語)=青色
和訳=灰色

シャンララと響く 鈴の音高く
ただ陽炎(かげろう)と踊るように揺れる民は
奏でる弦に 吹き呼ぶ笛に
ただ浪々と流れ行く時と共に

Chi vuol la zingarella
graziosa accorta e bella?
Signori, eccola qua.


ジプシー娘をお望みなのはどなた?
優雅に踊り 知恵深く 美しい私でしたら
皆様 ここにおりましてよ


Le donne sul balcone
so bene indovinar.


バルコニーのご婦人方
あなたの運勢を占って差し上げましょうか


I giovani al cantone
so meglio stuzzicar


街角の若殿方
遊んであげてもよろしくてよ



灼熱のバザールで子供達は いま
実り無き日々の中 夢を探す

渇き行く土を蹴り 果て無き旅路を行く
強い風に抱かれながら
痩せた胸で 自由を謳う

流れる雲は 茜に染まり
いま目も眩む黄昏の街道を抜けて
暮れゆく空に 満ちゆく月に
いま愛しい子は駈けてゆく 星と共に

家路へと帰りゆく人を眺め いま
旅人は懐かしむ 過ぎし夢を

A vecchi innamorati
scaldar fo le cervella.
Chi vuol la zingarella?
Signori, eccola qua.


私に釘づけの老紳士方
心を蕩かせて差し上げましょうか
ジプシー娘をお望みなのはどなた?
皆様 ここにおりましてよ



明日が消えてしまわぬように
ただ祈りなど 願いなど 唄にのせて
私は生きる 両手を広げ
その悪戯な運命に逆らいながら