ジイタンだよ
『自尿不覚臭』(じし くさきを おぼえず)って言葉知っているかな。
これね、先ごろ辞任した舛添前都知事のことだよ。
意味はね、「自分がした尿は臭みを覚えず」ということだ。「碧眼録」っていう禅宗の書にある言葉なんだって。
つまりね、他人がした尿や糞は臭くてたまらないけれど、自分がした尿や糞はちっとも臭さを感じないもの、ってことだね。

舛添氏は以前は、公金の使途は明確にすべきだとか、公人は自分のお金とそうでないお金をごっちゃにしてはいけない、などとかっこいいこと言っていたけれど、それ、全部自分のことだったよね。
なぜそうなっちゃったんだろう? そんなに頭悪くないはずなのにって、みんな不思議がってたよね。ジイタンも不思議だなって思ってた。
だから厚顔無恥も甚だしいとか、何という恥知らずだとか言われたよね。中にはあいつ笑っちゃうねなどと言う人もいた。 
なぜ彼は立派なことを言っていたのに、実際には真逆なことをやらかしていたのか・・・・・
その答えが『自尿不覚臭』病を患っていたから、なんだね。
他人がやった、やってはいけないこと、法には触れずとも道義的には許されないことは臭くてたまらない。
だが自分がやった、同様のことはちっとも臭さを感じない。
その結果が、自身が言っていることと真逆なことをしても少しも反省する気にはなれない、それどころか堂々と“ルール通りにやってますから、まったく問題ありません!!”なんて言って平然としていられるってことなんだね。
ルール通りにやったって、道義から外れりゃ臭いのは同じだってことに気付かないから、“どこが悪い!!”“私の尿や糞は少しも臭くないのにどこが悪い!!”って開き直れるわけだね。
私たちも、そんな病気にならないように気をつけなければね。
じゃまたね