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ジイタンだよ みんな元気かい

経営コンサルタントや評論業、そしてビジネス作家業や社労士業を長年やってきたジイタンが、つれづれのままに書いたあれこれだよ。

ジイタンだよどらえもん


『ノルマンディー 将軍アイゼンハワーの決断』という映画を観たよ。



 とても良い映画だったことを先ず言っておこうね。

 
       



 でも戦争映画に付きものの派手な戦闘シーンは無いんだ。連合国軍最高司令官アイゼンハワー(愛称・アイク)が、いわゆるトップリーダーとしてどのように振る舞い、指揮下の将兵たちを動かし、判断し決断して、対ドイツ戦線における天王山ともターニングポイントともなったノルマンディ上陸作戦を成功に導き勝利したか、を描いた作品なんだ。



 ま、分かりやすく言えば、この戦いに勝利せよという重大案件を突きつけられたとき、トップリーダーはいかにあるべきか、という模範解答をアイクを通して学んでみよう、といった映画と言えば良いだろうかね。



 だからリーダーの立場にある人や将来は良いリーダーにと考えている人などにも役に立つというか、考えさせられる映画だよ。



 もっとも、この映画はドラマであって、解説本というわけじゃないから、観る人が自分の経知識なり験なりを土台にして考えてゆかなければならない。



といっても、じゃ今はリーダーの立場にない人には関係ない、というわけじゃないよ。そういう人は部下として接してきたリーダーたちのあり様という経験や知識から考えてゆけばよい。



なんだか堅苦しい話しになったけれど、アイクが連合国軍最高司令官という立場から、英国首相チャーチルはじめ連合国各国首脳との根回しや駆け引きに意を用い、また一癖も二癖もある各将軍たちを統率して能力に応じて存分にその力を発揮させ、時には果断に処断して役を解き、戦局情報を基にして部下たちの意見を聞き、それをどのように調整してどう決断してゆくか、と、その有能な統率ぶりをいかんなく展開してゆく様は、下手なアクション映画などよりはるかに手に汗握るドラマになっているよ。



ジイタンの書くリーダーシップの本でもときどき統率型リーダーと指導型リーダーについて説いているけど、アイクのようなトップリーダーは統率型で、各将軍たちのような現場指揮官は基本的には指導型でないといけない。この映画はその役割分担の妙も見事に映し出している。



面白かったよ。



なお、この映画でアイクを演じているのはトム・セレックという人なんだって。この人、私立探偵マグナムというテレビドラマなどで人気を博した人だそうだ。そのドラマ、ジイタン観てないからなんとも言えないけど、この映画ではすごく重厚な演技を披露していたよ。



でね、面白いことにチャーチルはじめ英軍将軍のモントゴメリーやフランスのド・ゴールなども本物に似た風貌の人が演じてるんだけど、アイク役のトム・セレックは残念ながら本物に似てないんだ。きっと風貌よりもその演技力を買われての起用だったんだろうね。



一見に値する映画だね。


じゃまたね