一日会に参加してきました。







今回の国際問題講演は、村上学先生(兵庫通信代表)が


中共経済の失速と、今後の問題点


の演題で、

◎中国国家統計局は「失業率は14%」と発表したが鵜呑みにしてはいけない。「当局が発表している数字で正しいのは電話番号だけ」というのが中国。都市部と田舎の格差が大きく、都市のスラム街の住人は「数に入れていない」ことから、実際の失業率は25%ぐらいでは?


◎習政権はスラム街を処理する方法として、農村など地方に移住させ第1次産業に従事させることを検討している。国内を複数の経済ブロックに分けて順に補填していく方針でやっている。保守論壇に(何度も)ある「中国はあと◯年で経済破綻する」という記事は希望的観測。


◎土地は国のもの。土地バブルではなく開発バブル。バブル崩壊のショックを減らすために、スラム街の住人を太陽光パネルや風力発電の部品を作る工場へ送り込むことも検討。太陽光発電や風力発電の部品のほとんどが中国製。再生可能エネルギーの推進は中国の儲けになる。


◎商取引での決済をそれぞれの自国通貨でできるように複数の国と取り決めた。中国の米ドル離れの動きに対して国際決済機関が圧力をかけた。今後、中国と自国通貨での決済を決めた国に対して圧力をかける可能性。


◎スパイ、買収など「技術を盗む」ことばかりで基礎研究をしていない中国だが、「ウイルス」の研究・開発だけは熱心にやっている。開発されたウイルスが台湾や日本に軍事的に使用されるおそれ。


◎イスラエルへのハマスの飽和攻撃の成功は中共人民解放軍の追い風に。「大きいものは強い。強いものは正しい」というシナ人の思考。故障だらけの空母でも、数が多ければ相手はビビるはず。という飽和攻撃路線の人民解放軍が権力をとれば、共産党は権威として残される。


などなどのお話しをされました。


次回の一日会は令和6年6月2日13時から、大阪府教育会館たかつガーデン2階ガーベラの間で開催されます。

参加費は1000円、学生は無料です。