一日会に参加してきました。

今回の三十分講演は、軍需系大企業で長らく研究職を勤めた中村新平先生(理系の政治ウォッチャー)が
「公開情報から推量するアジア・中東情勢と、日本マスコミの惨状」
の演題で、
◎イラン側の見解に依拠した日本マスコミ。

◎全体主義化が進行している韓国は、今年4月の総選挙で「準連動型比例代表」を導入する。少数党に有利な制度であり、韓国保守派が国会多数を得る確率が減少する。

◎可決された「高位公職者犯罪捜査処法」は、検察捜査権を青瓦台に移すものであり、「柳在洙監察もみ消し疑惑」「蔚山市長選挙介入疑惑」「ウリュドル病院の特恵貸し出し疑惑」が有耶無耶にされかねない。

◎イランと韓国は「物物交換」に合意していた。イランの核開発に必要なフッ化水素は韓国が横流ししたもの。日本が輸出管理の厳格化をしたため横流し(物物交換)が出来なくなり、イランが韓国に超形質油代金7兆ウォン(約6500億円)の支払いを要求。

◎イランはヒズボラ(レバノン)、アサド政権(シリア)、フーシ派(イエメン)への支援で勢力圏を拡大(シーア派の弧)。サウジアラビアの石油施設・パイプラインへの攻撃が相次ぎ、シーア派の弧の連携・勢いを弱めるために、米国大統領は複数案から「スレイマニ司令官殺害」を選択。

◎中共は「一帯一路」でジブチ⇄スエズ⇄ギリシャの海上ルートを押さえた。中共はイランを支援している。日本の原油輸送ルートの9割に、中共が影響を及ばせることが出来る状態。

◎中東への自衛隊派遣を米国の戦争への加担だと見せかける日本マスコミ。護衛艦と哨戒機の派遣はジブチ現地との交代。「新規」が検討されているのは、日本籍タンカーが攻撃されたオマーン湾での活動。

◎改憲阻止、政権転覆を画策しフェイク、近視眼的報道のマスコミと、踊らされて見当違いな反戦平和活動をするサヨク。

◎中共はWHOなど複数の国際機関に影響力を持つ。

などなどのお話しをされました。
次回の一日会は3月1日13時から、大阪府教育会館(たかつガーデン)ガーベラの間で行われます。

会場となった大阪府労働センター(エルおおさか)近くの坐摩(いかすり)神社行宮を参拝。

神功皇后が御休息された鎮座石は防護されています。